KDDI、沖縄セルラー電話と楽天モバイルは、新たなローミング協定を締結したと発表した。
KDDIは、国内通信事業者の健全なサービス競争の促進に寄与することを目的に、楽天モバイルが提供する第4世代移動通信サービスの立ち上げに際して、2026年3月末までを期限としてauネットワークのローミング提供を行なっている。
一方、楽天モバイルは、2020年4月のサービス本格開始以降、楽天回線エリアを順次拡大、し4G人口カバー率が98%(※1)に到達。これにより、今回、ローミング協定の見直しを両社で協議したという。
新協定では、これまでローミングに含まれなかった東京都23区・名古屋市・大阪市を含む都市部の一部繁華街のエリアを新たな対象とし、一部インドア(地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設など)やルーラルエリアも引き続きローミング提供することに合意。新協定は2023年6月から開始し、提供期間を2026年9月まで延長(※2)するという。
なお、今回の新協定締結について、楽天モバイルは「ローミングを活用することにより、財務負担を限定しつつ、迅速かつ効率的に接続性の更なる向上を図り、お客さまにより快適にお使いいただける環境を実現します」とコメント。
また、KDDIでは「他社との設備共用を推進することで、4G設備の有効利用を図ると共に5Gネットワークの構築を推進していきます」としている。
※1 2022年10月末時点。楽天モバイル公表
※2 ローミング提供期間のさらなる延長については両社協議のうえ決定する
関連情報
https://www.kddi.com/
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/
構成/立原尚子