デジタルの時代における「手書きのメリット」とは?
文字を手書きすることについて、文字をあまり手書きで書かない人(週3回未満の人)でも、「記憶に残りやすい」(43.3%)、「思考の整理がしやすい」(36.6%)、「感情が伝わりやすい」(20.7%)といった、手書きで文字を書くことにメリットを感じていることがわかった。
デジタルネイティブなZ世代でも、約8割が手書きのものを受け取ると嬉しいと回答
文字をあまり手書きで書かない人に「手書きの文字で書かれたものを受け取った時、嬉しい気持ちになるか?」と聞いたところ、約8割(76.7%)の人が嬉しい気持ちになると回答した。
なお、手書きの文字で書かれたものを受け取ったことがないと回答した人は、受け取った場合、どんな気持ちになるか想像して回答している。
嬉しい気持ちになる理由としては、1位「感情が伝わってくるから」(54.3%)、2位「温かみを感じるから」(47.3%)、3位「時間と手間をかけて書いてくれたと思うから」(46.0%)という結果に。デジタルネイティブなZ世代でも、手書きの文字から感じる相手の気持ちや温かさ、心遣いといったものを嬉しく感じるようだ。
Z世代大学生・社会人の手書きの文字で書かれたものについてどう思うか、自由回答形式で尋ねたところ、以下のようなコメントが寄せられた。
・仲の良い友人が卒業するときに手書きでメッセージをくれたこと。今どきLINEでもやり取りができるのに可愛い便箋に書いてくれたことが嬉しかったです。
・20歳の誕生日がちょうどコロナ禍になりたてで友達に会えなかったが、仲のいい友達が手紙を送ってくれて嬉しかった。
・記念日に恋人がちょっとした手紙を添えてくれているととても嬉しい気分になります。友達からもLINEだけでなく手書きのメッセージを貰うととても嬉しいです。
・私が初めて1人で仕事を任せられた時、先輩から置き手紙があり、勇気づけられた記憶がある。最近はLINEなど便利な世の中だが、わざわざ手書きで残してくれたことが嬉しかった。
<調査概要>
・調査方法:インターネット調査
・調査時期:2023年2月
・調査対象:Z世代(19~25歳の大学生・社会人)200名
※小数点第二位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある。
出典元:株式会社パイロットコーポレーション調べ
構成/こじへい