ハイセンスジャパンは、4K液晶テレビのフラッグシップモデル「UXシリーズ」を5月中旬に発売する。75V型の「75UX」と65V型の「65UX」の2モデルをラインナップし、価格はいずれもオープン。予想実勢価格は「75UX」が498,000円前後、「65UX」が398,000円前後。
「UXシリーズ」は、Mini LED×量子ドットを採用した4K液晶テレビ。新開発の「ダイナミックXディスプレイ」を搭載している点が特徴で、昼間のリビングルームでも見やすい高輝度性能、彩豊かに表現する高純度色再現性、黒をより黒く表現する高コントラスト、そして反射を抑えて見やすい画面を実現する低反射性能などフラッグシップモデルにふさわしい高画質映像を実現したという。
具体的には、Mini LEDバックライトを小型化し、従来比約2倍の数のLEDを配置したうえ、構造の最適化を図り、従来比約150%の高輝度化を実現。さらに、画面の映り込みを従来比75%低減する低反射倍速XDRパネルを採用。偏光子技術により広視野角も実現した。
加えて、有機ELに迫る高コントラストを実現するローカルディミングアドバンストも採用。よりリアルな色彩表現を実現する量子ドットダイナミックカラーも搭載し、DCI-P3カバー率は98%を達成している。
また、TVS REGZAと共同開発した高性能エンジン「HI-VIEWエンジンX」を採用している点も特筆すべきポイントだ。
人間が肉眼で見ているリアルな世界を高性能AI技術によって再現できるのが特徴で、16ビット大容量信号処理と最新の超解像処理技術で自然で美しい臨場感のある高画質体験を実現。
その場にいるかのような没入感ある映像を再現する「AIナチュラルリアリティー」や、AIで自然な肌色を再現する「美肌リアリティーアドバンスト」を搭載するほか、ノイズを抑えてなめらかな高画質を実現する「AIネット映像高画質処理アドバンスト」や、地デジやBSデジタル放送のノイズを低減する「AI放送映像高画質処理アドバンスト」も実装する。
そのほか、音響面では、左右下のメインスピーカー&ツィーターと背面のサブウーファー×2に加えてテレビ上部に2つのイネーブルドスピーカー、左右横にサイドスピーカー&ツィーターを搭載し、実用最大出力は82Wを実現。Dolby Atmosにも対応する。
ネット動画では、人気の動画配信会社17社の視聴に対応。リモコンには、17社のうち10社の動画配信サービスに直接アクセスできるダイレクトボタンも搭載する。
ゲーム機能としては、インターフェースにHDMI2.1を採用し、4K 120P入力の最新ゲーム機でも約0.83msの低遅延を実現する「ゲームモードPro」に対応。「AMD FreeSync Premium」もサポートする。
本体サイズと重量は、「75UX」が幅171.5×高さ100.2(103.4)×奥行き36.4cm/49.2kg、「65UX」が幅149.4 ×高さ87.9(91.5)×奥行34.5cm/35.9kg(いずれもスタンド含む)。チューナーは地上デジタル×3、BS 4K/110度CS 4K×2、BS・110度CSデジタル×3を搭載する。
製品情報
https://www.hisense.co.jp/tv/ux/d1.php
構成/立原尚子