メガネを長期間使用していると、ネジが緩んだり、取れてしまうことがあります。
自分で取り付けられれば便利ですが、壊れる心配はないのでしょうか。また、そもそもなぜネジが緩んでしまうのでしょうか。知っておくと便利な知識なので、普段からメガネをかけている人ならぜひとも覚えておいてください。
目次
メガネのネジはフレームによって異なる
まず、メガネのネジにはどのような種類や個数があるのか知っておきましょう。一般的に、ネジの数はメガネフレームのタイプによって変わってきます。
鼻パッドがないプラスチックフレームの場合
フレーム本体と左右のテンプルを繋ぐ部分にそれぞれ1本ずつ、合計2本が主流です。
鼻パッドのあるタイプのメガネの場合
フレームとテンプルをつなぐ部分に2本、左右の鼻パッドを固定する接続部に1本ずつネジがあり、合計4本のタイプが多いです。
レンズを囲むフレームがないタイプのメガネの場合
テンプルと鼻パッド部分に4本、左右のレンズとブリッジを繋ぐ部分に2本、合計6本となる場合が多いです。
メガネのネジがなくなった、外れたら自分で修理しても大丈夫?
ネジが外れてなくなってしまっても、ネジを購入し、メガネ用のネジや専用工具を使って自分で修理することは可能です。ですが、自分のメガネにぴったりのネジやナットを用意したり、最適な締め方で修理するのは、意外と難しいものです。
さらに、ネジの直径や長さが合っているのに、うまく固定できない……なんてことも。基本的には、メガネのネジをなくしてしまった場合は、メガネ店でネジを付け替えることをおすすめします。
【参考】OWNDAYS|メガネのネジだけ買うことはできる?修理したらいくらかかるの?
メガネのネジはどうして緩む?
では、メガネのネジはどうして緩んでしまうのでしょうか。その原因として、「回転による緩み」と「非回転による緩み」の2つがあるといわれています。
メガネのネジが緩む原因「回転による緩み」
テンプルを立てたり折り畳むことで、ネジに往復運動による滑りが起こります。ねじれを戻そうとする力に押され、緩む方向へとネジが回転します。これが「回転による緩み」です。
メガネのネジが緩む原因「非回転による緩み」
使用頻度が低いメガネや予備で保管しているメガネでも緩む場合があります。往復運動による滑りがおきず、ネジは戻り回転していないのに緩むことを「非回転による緩み」といいます。接合部が摩耗してすき間ができることが原因とされています。
メガネを使っていなくても緩んでしまうネジ。対策方法はある?
上記のように、メガネは、使っていても使っていなくても、ネジが緩んでしまいます。ネジの緩みは自分では気づきづらいので、定期的にメガネ専門店にてメンテナンスをお願いするのが良いでしょう。
ほかにも、メガネの緩み止め剤を使って予防するという手もあります。ネジに緩み止めを使うことで、内部で固まって緩みを止めることができます。ネジの緩み止めは、ホームセンターや工具店、ネットショップなどで購入できます。
【参考】JINS|メガネのネジが緩んだ!その原因と対処法を解説
※データは2023年3月中旬時点での編集部調べ。
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文/山田ナナ