メルペイの発表によれば、同社が提供するクレジットカード「メルカード」が、ローンチ4か月(※)でカード発行枚数65万枚を突破したという。
※ 2023年3月31日時点
メルカードの概要と特色
メルカードは、本人確認を完了しているユーザーであれば、メルカリアプリから最短1分で申込みが完了。国内外約4100万か所(※)のJCB加盟店で利用が可能になる。
申込みから利用時の即時通知、履歴確認、柔軟な清算管理までメルカリアプリで完結することに加え、還元率や利用限度額がメルカリ、メルペイの利用実績等を元に変化することが特徴の一つだ。
※2022年9月末時点。メルカードは、カードショッピングサービスの提供になる。
特に還元率は、メルカリの利用実績等によって変化するため、購入や支払いだけが対象ではなく、売っても、買っても、お店で支払っても変化していくことになる。
メルカリの利用者が体験する売る、買う、支払うの3つのアクションを還元率上昇のきっかけとすることで、普段どおりメルカリを使うだけで、還元率のことを特別に意識することなくお得になっていくわけだ。
メルカード発行枚数伸長の背景
同社が行った外部調査により、認知度の高い他社カードでは、還元率の高さや、お得で使えるというイメージが高いことがわかっていたという。
一方で、2023年2月にメルカリアプリ内で行った調査でメルカードのブランドイメージについて聞いたところ、「年会費が無料である」に次いで、「申し込みや手続きが簡単」、「アプリやサイトが使いやすい」などが多く挙がり、普段のメルカリ利用の延長線上で気軽に申し込みから利用まで完結することにメリットを感じている人が多くいることも判明(※)。
※ メルカード認知者のアプリ内調査(n=1090)
また、実際にメルカード利用者に利用する理由を聞いたところ、「メルカリアプリで利用明細を確認できる(51.7%)」や「メルカリの売上金を使って支払える(47.8%)」といった「管理のしやすさ」に関する項目が多く挙がったという(※)。
※ 「メルカード」利用者のアプリ内調査(n-=433)
そこで同社でも「メルカードは、これまでのクレジットカードと異なり、お得に加えて、メルカードの特徴である利用の翌月1日〜末日まで好きなタイミングで支払える、メルカリの売上金を利用できる等の管理のしやすさ(支払いタイミングの柔軟さ等)が選択理由になっていると考えています」とコメントしている。
メルカリで「売る・買う・支払う」など循環する消費
メルカードは、メルカリで使わなくなったモノを売って得た売上金をクレジットカードの支払いに充当できる点も特徴の1つ。
実際にメルカード利用者の約3割がメルカリでの売上金をクレジットカードの支払いに充てているという(※)。
※ 2023年3月にメルペイスマート払い・メルカードの支払いをした人の支払い手段(メルペイ残高での支払い)を集計
また、メルカード利用者の9割以上が直近半年内でメルカリで「売る・買う・支払う」のいずれかを行っており(※)、普段メルカリを利用する多くの人に支持されていることがわかった。
※ 2023年3月31日時点のメルカード保有者のうち、2022年10月1日〜2023年3月31日までにメルカリ内で「売る、買う、支払う」のいずれの取引をした人の割合
以上のような経緯を踏まえ、同社では今回の発表に際して「今後は、メルカリを活用した使わなくなったモノの売買に加えて、メルカード活用によるポイント還元を受けることで、これまで以上におトクな売買体験を実現していきます」とコメントしている。
関連情報
https://about.mercari.com/press/news/articles/20221108_mercard/
構成/清水眞希