ライフログアプリ「SilentLog」を提供するレイ・フロンティアは、同社が収集した独自データに基づく「2022年のデータをもとに歩行速度を調査 /年代・地域別」リポートを公開した。
年代別に平均歩行速度と距離を分析
まずは年代別で平均歩行速度・距離をチェックした。次の図は年代別での平均歩行速度を表したものだ。
当然の結果だが、ウォーキングの方が徒歩よりも平均歩行速度が速い傾向を示している。
細かく見ると、徒歩の方は各年代で差があまりなく時速 3.5 kmほどだが、ウォーキングでは各年代に差があり時速4.5 kmの付近で幅がある。
今回の結果では、ウォーキングにおいては50代が最も速く移動していることが示された。若い年代の人が速いというわけではないようだ。
徒歩では70代以降になると遅くなっていくが、ウォーキングになると速い人もいる。歩行速度が速いほど平均寿命や健康寿命が長いという観点で見ると、80代が20代と同じくらいの速度でウォーキングしていることがわかる。
次の図は年代別の平均歩行距離を表したものだ。
傾向としては歩行速度の時と同様に、徒歩は各年代で差があまりないようだが、ウォーキングでは各年代に差がある。
速度と異なり、若い方が長い距離を歩いていないようだ。同程度の速さだった20代と80代で500mほど差が付いた。
この関係性を確認するために歩行時間も見ていく。
ウォーキングに費やしている時間は若いほど少なく、高齢になると多く費やしていることがわかる(高齢者は散歩が含まれている可能性もある)。
この傾向から同レベルの速さだった20代と80代で500 mほど差が出たようだ。
徒歩に関しては、中年期が少しだけ他の年代より少ない傾向が見える。