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猫とどんな関係がある?意外と知らない「ネコババ」の正しい意味と語源

2023.05.27

「ネコババ」は日常会話で使われる言葉の一つ。他人のものを自分のものにする意味合いがあるのは想像できるものの、意味を正しく説明できない人も少なくないはず。

そこで本記事では、「ネコババ」の意味や言葉の由来、使い方を解説する。併せて紹介する類語や英語表現もぜひこの機会にチェックしておこう。

ネコババとは

まず、「ネコババ」の意味から見ていこう。併せて紹介する言葉の由来と使用シーンについてもぜひチェックしてほしい。

自分の悪事を隠すこと

「ネコババ」は、素知らぬ顔をして自らの悪事を隠すこと、拾ったものを勝手に自分のものにしてしまうことを指す言葉。日常会話では、拾った金銭やもらったお金を自分のものにすることを表す場合に使われることが多い。

由来

「ネコババ」は、猫が糞をした後に砂をかけて隠す習性を、悪事を隠す様子に例えたことに由来する表現だ。また、猫好きの老婆が借りたお金を返さなかったことから、知らないふりをして勝手に自分のものにする意味に転じたとする説もある。

使用シーンと例文

「ネコババ」は、行った悪事を隠して何も知らないようなふりをする場面や、拾ったものやもらったものをこっそり自分のものとして扱うシーンで使われる。

【例文】

「彼は拾った物をネコババするような人物ではない」

「ネコババしたお財布を警察に届けるよう説得した」

「皆から尊敬されている先輩がネコババするなんて信じられない」

「ネコババ」の類語

次に、「ネコババ」と同じような意味を持つ類語をいくつか紹介する。表現の幅を広げるのにぜひ役立ててほしい。

着服(ちゃくふく)

金品などをこっそり盗んで自分のものにすることを意味する表現。

【例文】

「あの会社の常務は売上金を着服したらしい」

「先輩は公金を着服した」

「過去に委託金を着服した社員がいたらしい」

横領(おうりょう)

他人または公共物を法律に反して自分の物とすることを表す言葉。

【例文】

「後輩が会社のお金を横領していたことがわかった」

「社長は業務上横領で罪に問われ、逮捕された」

「横領するなんて人として信じられない」

失敬(しっけい)

他人のものを黙って自分のものにすること、人のものを盗むことを意味する表現。

【例文】

「隣の家が育てている野菜を失敬する」

「売り場からお菓子をいくつか失敬した」

「道で拾った財布を失敬した」

こそ泥(こそどろ)

人の隙を見てこっそりと物を盗む泥棒を指す言葉。

【例文】

「以前、こそ泥をはたらいてしまった」

「あのこそ泥は警察に捕まったらしい」

「こそ泥と言われてしまった」

「ネコババ」の英語表現

最後に、「ネコババ」を英語で言いたい場合に使える表現を紹介する。英語を使う機会が多い場合はチェックしておこう。

embezzle

人のものやお金を使い込むことを表す言葉。

【例文】

”If I embezzle, I’ll lose my job.”

(ネコババしたら私は職を失ってしまうだろう)

”They embezzled government funds.”

(彼らは官金を私消した)

”She embezzled public money.”

(彼女は公金を使い込んだ)

graft

汚職そのものや、汚職することや収賄することを意味する表現。

【例文】

”The graf is bad.”

(汚職は悪いことだ)

”The graft case happened in this town.”

(この町で汚職事件が起こった)

”He is the criminal of the graft case

(彼は汚職事件の犯人だ)

pocket

ネコババすることを表す言葉。

【例文】

”He pocketed public money.”

(彼は公金を着服した)

”She pocketed the fee for accounts receivable.”

(彼女は売掛金の代金を着服した)

”To pocket the lost property is terrible.”

(落とし物を自分のものにすることは人として酷い行為だ)

 

文/編集部

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