WHOは5月5日、2020年1月に宣言した「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を解除すると発表。待ちに待った外出が楽しめる日々が戻り、遊園地やテーマパークを思う存分楽しみたいという人も多いのではないだろうか。
そこでLINEリサーチは、日本全国の男女を対象に、テーマパークや遊園地に行く頻度や、好きなアトラクションについて調査したので、その結果をお伝えしよう。
テーマパークや遊園地に行く頻度、10〜20代は「1年に1回以上」行く人が約5割
学校の行事や仕事は除き、プライベートでテーマパークや遊園地に、どのくらいの頻度で行くかを聞いたところ、全体の頻度としてもっとも高いのは「1年に1回よりも少ない」で、49%と約半数であった。続いて、「半年に1回以上」「1年に1回」がそれぞれ2割弱。
一方、「テーマパークや遊園地には行かない」という人は13%という結果に。50~60代では2割前後と、他の年代と比べて高めの割合となっている。
年代別にみると、すべての年代でも「1年に1回よりも少ない」という人の割合がもっとも高くなったが、年代が上がるにつれてその割合も高くなる傾向がみられた。40代以上では5割超という結果に。
「半年に1回以上」という人の割合は年代が若いほど高くなり、10代で3割強、20代で3割弱であった。
10~20代では、約半数の人が「半年に1回以上」「1年に1回」を合わせた「1年に1回以上」テーマパークや遊園地に行っているということも判明。特に10代では、男女ともに5割超と高い割合に。男女別では、大きな差はみられなかった。
テーマパーク・遊園地にある好きなアトラクション1位は「ジェットコースター」
テーマパークや遊園地へ行く人に好きなアトラクションを聞いたところ、全体1位は「ジェットコースター」が獲得し、約5割の人から選ばれていた。
2位以降は、「映像シアター系のアトラクション」「観覧車」「パレードやショー」「ウォーターライド」が3割前後で続く。一方、「特にない」という人は全体で1割前後となった。
年代別にみると、10~50代の1位は「ジェットコースター」。中でも、10~20代で割合が高く、特に10~20代女性では6割超であった。60代の1位は「パレードやショー」で、40~60代では3割超の高い割合となっている。
テーマパークや遊園地に行く頻度で「半年に1回以上」の割合が高かった10代では、どの項目も割合が高い傾向がみられ、幅広く好きなアトラクションがある様子がうかがえる結果に。
また、10代では「空中ブランコ」「謎解きアトラクション」「メリーゴーランド」「迷路・ミラーハウス」の割合がほかの年代と比べて高めであった。
「謎解きアトラクション」は、年代が若くなるほど割合が高くなっている。一方、「観覧車」は、すべての年代で3割前後という結果であった。
男女別にみると、「ゴーカート」は女性よりも男性の割合が高く、特に40~50代の男性では3割超の高い割合となっている。
男性と比べて女性の割合が高くなったのは「パレードやショー」だ。そのほかにも、「観覧車」「ウォーターライド」「メリーゴーランド」も女性のほうが高い割合に。特に「ウォーターライド」「メリーゴーランド」は10~30代女性で割合が高くなった。
また、「SLやモノレール、船などの乗り物系」は30代女性で2割超と、他の年代よりも高め。
調査概要
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~64歳の男女
実施時期:2023年3月9日~2023年3月12日
有効回収数:5,254サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある
関連情報:https://lineresearch-platform.blog.jp/archives/42289832.html
構成/Ara