車中泊には工夫が必要
運転席も後部座席も頭上に余裕があり、圧迫感はない。
気になるのはラゲッジ。後部座席の後ろにはベルトコンテナを置いても余裕があり、奥行きは約40cmといったところ。さすがに4人乗車でキャンプ道具を積むにはルーフラックも併用しないと厳しい。室内だけに積載するなら3人乗車、できれば2人乗車に抑えたい。
室内長は220cm、幅は133.5cm。
助手席を大きく倒せば長尺物も入るし、大人が横になれる空間になるが、そのまま車中泊をするにはデコボコが大きい。自分でイレクターを組んでベッドを作るか、写真のベッドキット(参考出品)が発売されるのを待つか。それとも厚いエアマットとクッションを使ってひたすら段差を埋めるか。ここらへんの工夫がオーナーの腕の見せどころだ。
「なんでも丸ごと焼けばおいしくなる!バーベキュー講座」、コールマン昭島店副店長との「テントたてかた講座」で会場を盛り上げた、たけだバーベキューさんもデリカミニを見学。
「グループでのキャンプが多く、道具をたくさん積めるクルマでないと。その点、デリカミニは軽自動車とは思えないほど広く、ラゲッジは汚れても拭き取りやすくていいかも」(たけださん)
たけださんのお気に入りはピラー横の細長い窓。「視界がよくて、運転しやすそう。車内高や足もとの広さも快適だし、シートも滑りにくくていいかも」と語った。
デリカミニの発売日は2023年5月25日。
軽自動車の手軽さに積載性と走行性能を備え、2WD180万4000円〜、4WD201万5200円〜。
取材・文/大森弘恵