ニッポンが世界に誇る老舗時計ブランド「シチズン」が、たった一回のフル充電で1年間動き続ける新時代のエコ・ドライブ時計(光発電時計)を先日発表した。
新開発の光発電エコ・ドライブムーブメント搭載の「Eco-Drive 365」(エコ・ドライブ365)。2023年秋冬発売予定だ。
光にあて充分に充電することで暗闇の中でも動き続け、定期的な電池交換も不要。この分野のパイオニアと称されるシチズンにとっては、歴史の集大成とも言える逸品だ。
そこで今回、365日稼働する「Eco-Drive 365」の魅力をたっぷりお届けすると共に、『エコ・ドライブ時計50年の歴史』を紐解いていこうと思う。
365日働き続ける「Eco-Drive 365」の凄味
定期的な電池交換の必要がない「Eco-Drive 365」。その特長や魅力について、シチズン時計宣伝部の宮崎さんに話を聞いた。
–365日動き続ける点も魅力ですが、画期的な特長もあるとか?
「画期的な部分として挙げられるのはムーブメント径をスタンダートな27mmに抑えながら発電効率を高めたことです。「低消費電力」かつ「長時間駆動」といったシチズンの独自技術エコ・ドライブの特長を強化しつつ、デザインの可能性を広げる使いやすいサイズのムーブメントなのがポイントです」
発電効率を高めながら、デザインも極める。実はこれが至難の業。それを見事に両立させたことで、外装デザインも見逃せないポイントの一つに。
最新作のデザインは、シチズンが1973年に発売した独創的なルックスのクオーツ時計からインスピレーションを得て、新解釈したデザインになっている。
「直線的な面構成をもつアイコニックなケースライン、4種のサイズや色の異なるラメを調合し、遮るもののない星空や地球本来の美しさを表現したダイヤルデザインを採用しています」
ちなみに1973年モデルがコチラ!
古き良き伝統を継承しつつ、進化し続けるシチズンの「光発電時計」。今回特別に懐かしい名機の写真と共にその歴史をご覧いただこう。