イマーゴが運営するシンクタンク「iQ Lab」は、18歳から29歳のZ世代及びミレニアム世代の1000名を対象に、2023年春期の花粉症に関する実態調査を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
若年層における花粉症発生状況
2023年春のあなたの花粉症の症状を教えてください
今回の調査では、回答者の49.1%が花粉症の症状があったと回答。さらに本人に花粉症の自覚はないものの、何らかの不調を訴える人も7.9%いた。全国の若者にとって花粉症が身近な問題であり、春に不調になる原因になっていることがわかる。
花粉症被害は増加傾向
2023年春のあなたの花粉症の症状を教えてください」(発症者・不調認知者のみ抽出)
花粉症発症者だけで見ると、「例年より症状がひどかった」という人は全体の26.8%。さらに「今年花粉症を発症した」という人は全体の9.4%となっており、2023年の花粉症は影響が大きかったことが推定できる。
9割以上の人が花粉症で仕事の生産性が落ちる
花粉症を発症しているとき、あなたの仕事の効率は何点ですか?
花粉症による仕事の作業効率についての質問では、45.5%の人が「仕事の効率が50点以下になった」と回答。逆にまったく影響を受けなかった人はわずか6.5%であり、若者の生産性において花粉症の被害が大きいことがわかる。
この結果を元に若年層の労働生産性への影響を試算(※)したところ、その被害額は2023年春だけで約2.1兆円に達した。
※仕事効率の減少及び所得を元にiQ Labで推計
調査概要
調査期間/2023年4月11日〜2023年4月14日
調査人数/1,000人
調査対象/18〜29歳・男女
調査方法/インターネット調査
関連情報
https://imago.co.jp/
構成/清水眞希