心弾むグリーンシーズン! 気温も日に日に暖かくなり、まさに観光には最高の季節。そこで今、新しい魅力が続々と誕生している奈良の観光情報と、これからの時期におすすめの観光列車をご紹介します!
魅力満載!新しい奈良観光
「奈良」と聞いて最初に思い浮かぶのは、修学旅行と仏像のイメージでしょうか。筆者もその一人で、しかも学生時代に修学旅行で奈良へ行っていなかったために、そのイメージは社会人になってからも固まり続け、どこか「きちんと勉強していかないと楽しめないエリアかな……」と思ってなんとなく心の距離が開きがち……でした。
そんな奈良は今、新しい魅力が続々と生まれています! JR東海が手がける旅行キャンペーン、「いざいざ奈良」の駅ポスターやWebサイトを見ても、どちらかというとあの「格式高き、THE奈良」というイメージより、どこかライトに楽しめそうな雰囲気が醸しだされています。
ということで、実際に「いざいざ奈良」で紹介されているスポットをいくつか周ってきました!
奈良に行くなら近鉄の「あの列車」!
さて、奈良に行くのに首都圏や中京圏からなら、東海道新幹線で京都に入り、そこから近鉄を利用するのが便利。関西方面からも近鉄の利用がおすすめ、その理由がありまして……。
それがこちらの観光特急「あをにおし」!
2022年にデビューした近鉄最新の観光特急で、近鉄奈良を経由して大阪難波と京都を1日1往復、京都~近鉄奈良間を1日3往復走っており、車内は観光特急らしく、ラグジュアリーな空間です。
2号車には販売カウンターもあり、クラフトビールやオリジナルスイーツの購入も可能です。さらに同じ2号車には最大4人まで利用できるサロンシートを備え、限界まで広げられた大きな窓から、大迫力の車窓を楽しめます。
2号車の販売カウンターで購入できるオリジナル商品やスイーツ、ドリンク類
全席指定の観光特急なので事前に特急券の購入が必要ですが、ここにも近鉄の〝特徴〟がひとつ隠されており……ラグジュアリーな観光特急ということで、料金がちょっと高そうにも見えますが、実は近鉄の観光特急は料金が非常にリーズナブルなんです。
「あをによし」に乗るためには特急料金に加えて、「特別車両料金」が必要ですが、なんとこれがたったの210円!(2023年4月現在。全区間同一料金)。京都~近鉄奈良間なら、運賃など全て合わせても1490円で乗車できます。
「あをによし」は原則木曜日を除いて運行され、予約は近鉄の駅窓口の他、公式サイトからインターネット予約も可能です。京都~近鉄奈良間は約30分程度と、正直もうちょっと乗っていたくなる「あをによし」ですが、せっかくならゆったりと奈良旅行をスタートしてみてはいかがでしょう?