レバテックが運営するITエンジニア中途向け転職支援エージェント、レバテックキャリアは社会人エンジニア300名を対象に、プログラミング言語/開発環境に関するトレンド調査を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
社会人エンジニアが業務で最も使用する言語、1位は「Java」
社会人エンジニアが現在の業務で使用しているプログラミング言語1位は「Java(24.0%)」だった。年代別にみると、20~40代では「Java」、50代以降では「C」「COBOL」「C++」が全体と比較して高い。
2022年8月発表の調査(※)によると、「Java(BtoB)」の正社員求人倍率は21.8倍で前年同月比+9.8ptとなっており、増加傾向が見られる。またJavaの需要は依然として高く、今後もJavaの需要は継続すると予測される。
※ 2022年8月発表 ITエンジニア・クリエイター正社員転職・フリーランス市場動向
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000490.000010591.html
今後習得したい言語は「Python」が最多
社会人エンジニアが今後習得したいプログラミング言語1位は、「Python(27.0%)」となり、ついで「Java(16.7%)」「JavaScript(10.0%)」という結果になった(複数回答)。
今後、Pythonを習得したい理由としては「最近流行りの言語だから(43.2%)」が最も多く、以下「汎用性が高く、幅広い開発に使用されている言語だから(37.0%)」「Webアプリケーションの開発に向いているから(24.7%)」と続く(複数回答)。
Pythonは、機械学習やデータサイエンス、Webアプリケーション開発など様々な業務で活用されている。AI・機械学習、データサイエンスの需要は、今後も増加することが予想されており、Pythonはますます注目される言語となっていくのではないか。
エンジニア志望学生を対象にした調査(※)においても、「Python」は仕事で使用したい言語として2年連続1位という結果が出ている。社会人・学生問わず、多くのエンジニアから今後も支持される言語であるといえるだろう。
※ 2023年2月発表 24年度新卒プログラミングトレンド調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000538.000010591.html
クラウド環境上での開発経験があるエンジニアは3分の1に留まる
社会人エンジニアのうち、クラウド環境上での開発経験があるエンジニアは全体の30.7%という結果に。近年、多くの企業がクラウドサービスへの移行を進める一方で、クラウド環境上での開発経験があるエンジニアはあまり多くはないようだ。
そのうち、利用されているクラウドの種類については「AWS(79.3%)」が最多となり、「Azure(43.5%)」「GCP(16.3%)」と続く。
調査概要
調査対象/社会人エンジニア300名
調査実施年月/2023年3月17日~2023年3月20日
調査方法/Webアンケート調査
有効回答数/300名
調査主体/レバテック株式会社
実査委託先/楽天インサイト株式会社
関連情報
https://levtech.jp/
構成/清水眞希