コロナ禍で、「おうち時間」「巣ごもり消費」といったインドアな言葉が流行したが、一方で空前の「ソロキャンプブーム」となった。
ブームの要因として、「三密は避けてアウトドアを満喫できる」というのがある。一方で、「2人キャンプ」や子連れファミリー層も増えており、一過性のブームにとどまらないものを感じる。
それに合わせて充実しているのが、100円ショップで買えるキャンプ用品の数々。価格はさまざまであるが、バラエティに富んだ品揃えなのが、ダイソーだ。「レジャー」コーナーには、少人数向けのキャンプ用品が並び、必要な小物はほぼここで調達できるぐらいの勢いがある。
今回は、ダイソーのキャンプ用品から、ビギナーなら買っておいて損はないものを21点厳選。実際に使用しての印象をレビューする。
メスティン(ハンドル付)550円
もとは「食事(mess)の缶(tin)」に由来するメスティン。行軍する兵士が、食料を携行するのに用いたのが始まりだ。それだけに実用本位で無駄がなく、荷物がかさみがちなキャンプの必需品となっている。
ダイソーでは、何種類かのメスティンが販売されているが、1合用のミニマムサイズでおすすめなのが、この「メスティン(ハンドル付)」。価格は550円となる。
基本的な使い方は炊飯。研いだ米と水をこれに入れて、15~30分吸水させる。その後、ふたをしてコンパクトストーブやアルコールバーナーで炊いて15分ほど蒸らす。炊飯だけでなく、簡単な炒め物や煮込み料理も作れ、使わないときは洗浄・乾燥して小物の収納にも使えて何かと便利。
クッカー3点セット 770円
ダイソーのキャンプ用品には、とことんコンパクトさにこだわった良品が多いが、「クッカー3点セット」(770円)もその1つ。「3点」とは、大きめの鍋、小さめの鍋、フライパン のことで、これらを収納する紐付きメッシュバッグが付属する。浅底のフライパンは鍋のフタを兼ねる。収納時は、3点を入れ子式に重ねられるのが秀逸。
アウトドア用ミニまな板 110円
上で紹介したメスティンとセットで購入したいのが、この「アウトドア用ミニまな板」(110円)。カラーは白と黒がある。
メスティンにすっぽり収納できるのが、おすすめポイント。荷物のかさばりを極限まで減らすのに、ちょっとだけ役立つ。もちろん、大きな食材のカットには不向きだが、そうした食材は自宅でカットしておいて保存袋に入れておくのがセオリー。現地で入手した食材を、もっと細かくしたいというニーズなら、充分満たしてくれる。また、一隅に穴がいくつか開いているが、メスティンの湯切りに活用できる。耐熱温度は120℃なので、お湯で変形する心配は無用。
キャンピングトースター 550円
アウトドア用のガスコンロや焼き網に置いてトーストが作れるアイデア商品が、この「キャンピングトースター」(550円)。ステンレスの金具を展開し、そこに食パンを立てかけるだけ。通常サイズの食パンなら2枚、小さいサイズであれば4枚まで同時に焼ける。