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インデックス投資の定番「S&P500」の意外な弱点とは?

2023.05.10

ディフェンシブ銘柄の具体的な投資先

ディフェンシブ銘柄の投資先としては主に安定連続増配株や高配当ETFという選択肢があります。これに該当するような企業やETFはハイテク産業のような成長は見込めないものの、景気後退時にも事業が安定していることが特徴です。また銘柄によってはS&P500よりもリターンが見込めることも大きな魅力のひとつといえるでしょう。

今回は個別株はP&G、高配当ETFはVYMを紹介します。

【P&G (プロクター・アンド・ギャンブル)】

生活必需品セクターの代表的な銘柄といえばP&Gです。日本では、アリエール、レノア、パンパースなどのブランドが有名ですが、こうした商品も全てP&Gが提供しています。

デイリーケアが中心であるため、景気に左右されないビジネスモデルとなっており、現在まで連続増配を65年間継続しています。

P&GとS&P500のリターンを比較すると、P&Gがいかに優れた企業なのかが分かります。

比較条件は1ドル100円、期間は1990年7月から2020年6月末まで、毎月1000ドルを投資、配当金は再投資した結果が下記の通りです。

・30年間の投資総額36万ドル
・P&Gのリターン : 306万ドル
・S&P500のリターン : 244万2000ドル

このようにP&Gの場合、過去のデータではありますが、S&P500よりも高いリターンを出しています。いかにP&Gが優れた銘柄なのかが分かるのではないでしょうか。

次に高配当ETFという選択肢を見ていきましょう。

補足すると、石油や天然ガスなどの高配当個別株は景気によって業績が左右されるため投資難易度が高く、投資上級者でない限りオススメしません。

ここでは誰でも投資しやすい高配当ETFとしてVYMを紹介します。

【VYM(信託手数料0.06%、直近の配当利回り3.09%)】

VYMの運営会社はインデックス投資で有名なバンガード社です。構成銘柄数は約400銘柄あるため、このETF1本で分散投資できることも大きな魅力です。

米国株式市場で平均以上の配当を出す個別株で構成されたFTSEハイディビデンド・イールド指数に連動するように設計されています。

現時点の上位構成銘柄はエクソンモービル(XOM)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、JPモルガン(JPM)、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)、シェブロン(CVX)、ホーム・デポ(HD)、アッヴィ(ABBV)、メルク(MRK)、ブロード・コム(AVGO)、ペプシコ(PEP)などが連ねており、主にエネルギー、ヘルスケア、生活必需品、金融、などが主要セクターとして組み入れられています。

ちなみにS&P500に連動するETFの「VOO」とは組入れ銘柄の構成が大きく異なるため、ポートフォリオの分散という観点からも選択肢として検討の余地があるでしょう。

その他の高配当ETFとしては「HDV」や「SPYD」などがありますが、このなかで最も分散投資の効果があるのは、構成銘柄数の多い「VYM」です。

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