今、スマートロックが注目されている。主な機能が横並びのため、取り付けやすさに注目して比較してみた。
スマートロック
CHECK POINT
【1】アタッチメント&設置時間
アダプターの種類と実際の設置時間を検証。
【2】電池&稼働日数
搭載できる電池の本数と稼働日数を確認。
【3】解錠方法
アプリの解錠機能や別売りのスマートキーをチェック。
家電ライター
藤山哲人さん
家電を使い込んで比べる体当たり家電ライター。『マツコの知らない世界』でも有名人。
編集・オビツ
@DIME担当。実家に空き巣が入って以来、防犯意識が高まり、様々なギアをお試し中。
オビツ 様々なスマートロックがありますが、本当に安全ですか?
藤山 今回、選んだのはスマホのアプリ連携で施錠・解錠するタイプ。Bluetoothを利用するので、鍵のデータを盗まれると不安に感じるかもしれませんが、家庭用がハッキングされたという事例を聞いたことはありませんね。
オビツ 機能に差はありますか?
藤山 基本的にどれも自動解施錠などの機能は一緒ですが、モデルによって設置方法が異なります。意外と手間取るんですよね。
オビツ 実際、設置しましたが、伸縮式のアダプターが付く『SESAME 4』『bitlock MINI』がラクでした。ほかも10分以内でしたが、数種のアダプターから選ぶのが面倒でした。
藤山 電池切れの心配が少ないか否かもチェック。連続稼働の日数を確認しましょう。もちろん、スマホの充電切れには気をつけて。
世界ユーザー50万人のコスパモデル CANDY HOUSE『SESAME 4』
3980円
デジタル化を推進する「Wiz」などと資本業務提携を結ぶことで、群を抜く安価を実現した。Wi-Fiモジュールの利用で、スマートスピーカーとの連携も可能だ。
サイズ:約W57×D54.5×H92.7mm
【CHECK 1】設置は4モデルの中で最も簡単。最速で設置完了!
高さは、本体の金属製土台アダプターをサムターンに合わせて調整するだけと、実に簡単。
【CHECK 2】同梱の電池で1年半以上使える省電力性も魅力
電池は1800mAhのCR123Aを2本使用。1日10回施錠、解錠して約500日使える。
【CHECK 3】手ぶらで施錠・解錠ができる
スマホが同機のBluetooth範囲(約10m内)に入ると自動で解錠。「外から手ぶらで施錠もできます」(藤山さん)
〈FUJIYAMA’S EYE〉コスパ最強! ただリモコンキーがないので、家族全員がスマホを持っているのが購入条件になるかな。
カギとモーターメーカーのコラボで誕生! ミネベアミツミ『SADIOT LOCK 2』
1万3200円
セキュリティーチップによる通信暗号化とクラウドでの本人認証による対策をしたモデル。約5秒というスムーズな解施錠を実現し、ストレスを感じない。
サイズ:約W61×D70×H124mm
【CHECK 1】他モデルに比べてネジが大きいので設置がラク!
高さ調整プレートを3種用意。スペーサーは中・小または大・小の2枚を組み合わせられる。
【CHECK 2】4本使えば約1年も電池交換が不要!
電池は片側2本で約6か月、両側4本で約1年もつ。「取り換えが面倒な人は後者に」(藤山さん)
【CHECK 3】リモコンキーでも解施錠
スマホを持っていない家族は、写真の『SADIOT LOCK Key』(3300円)を携行すれば、解施錠が可能になる。
〈FUJIYAMA’S EYE〉本体のほか、鍵部分やハブなどのオプションにもセキュリティーチップを搭載。ハッキング対策も安心です。