暗さに強いAFが真価を発揮
パナソニック『LUMIX DC-S5M2W(ダブルレンズキット)』実勢価格約30万円
リアルタイム認識AFが人物から動物まで幅広い被写体を追い続ける。レンズはライカと互換性のあるLマウントを採用。
センサー/フルサイズ 有効画素/最大約2420万画素 常用最高感度/2万5600 AF追従連写/30コマ/秒
【CHECK 1】明るく高精細なEVFが猫を確実に捉えて追尾する
「有機ELのEVFが見やすく、高感度に強いフルサイズセンサーで画質も良好だった」
【CHECK 2】手ブレ補正の働きで暗くてもブレにくい
5軸の手ブレ補正機能を搭載。「低速シャッターでも猫のヒゲまでピントが合った」
【CHECK 3】8方向ジョイスティックで左右の瞳を素早く選択
瞳認識の枠をジョイスティックで切り替えられた。「枠を8方向に動かせて便利」
〈KAWANO’S EYE〉猫認識率は高くレンズも高性能。撮影が楽しくなるカメラだ。ボディー重量約740gとやや重いのは弱点。
小型軽量ボディーに高性能を凝縮
富士フイルム『FUJIFILM X-T5 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OISレンズキット』実勢価格約31万7900円
フイルム一眼カメラの操作系を思わせるレトロなデザインに最新機能を搭載。同社APS-Cセンサーミラーレスの集大成。
センサー/APS-Cサイズ 有効画素/最大約4020万画素 常用最高感度/1万2800
AF追従連写/20コマ/秒
【CHECK 1】猫の認識は早いが高感度が弱くシャッター速度に影響
AFの速さはEOSと同等。「暗い室内では最大感度でも不足に感じることも」
【CHECK 2】進化した被写体認識で猫の追っかけも実現
AFは猫の動きも追従。「鳥やクルマ、バイク&自転車、飛行機などにも対応します」
【CHECK 3】3ダイヤルで撮影設定を決める独自の操作性
「ISO感度、シャッター速度、露出補正のダイヤルはカメラ上部にあり、視認性抜群」
〈KAWANO’S EYE〉最高シャッター速度1/1万8000秒を誇るが、今回は猫カフェの暗さに悩まされた。動物認識とAF性能は良好だ。
レトロでハイコスパ個性的な操作系
ニコン『Z fc 16-50 VR レンズキット』実勢価格約15万700円
同社の銀塩一眼レフ『FM2』に近いデザインで重量約445gを実現。撮ることはもちろん、持ち歩くことも楽しいモデル。
センサー/APS-Cサイズ 有効画素/最大約2088万画素 常用最高感度/5万1200
AF追従連写/約11コマ/秒
【CHECK 1】AFが暗さに弱く猫を認識できないことも
「他社ではピントが合った猫にもAF補助光を発光してAFが迷うことがあった」
【CHECK 2】犬と猫では瞳検出に対応。連写速度は約11コマ/秒
被写体認識は人間と動物のみで乗り物はナシ。「静止画と動画の両方に対応した」
【CHECK 3】写真の基本が学べる伝統のダイヤル配置
「『X-T5』と同じダイヤル配置だが、モード切り替えがあり、さらに使いやすい」
〈KAWANO’S EYE〉15万円台でレンズキット付きの高コスパに注目。質感はいいのだが、交換レンズの少なさが気になるかも。
取材・文/ゴン川野 撮影協力/猫カフェMOCHA
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2023年3月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。