パーソル総合研究所が「働く1万人の就業・成長定点調査」2023年版を発表
パーソル総合研究所が、あらゆる雇用形態・業職種の10,000人を対象に、働き方の実態や就業意識、成長の実感度・イメージについて調査を行なう「働く1万人の就業・成長定点調査」。
2017年にスタートして今年で7年目となるこの調査は、「働くことを通じた成長」「働き方の実態」「働く人の価値観」「働く人の状態」という4つのカテゴリーで実施。人々は今どのように働き、成長をどう捉え、どのような場面で実感しているかを経年で分析していくことを目的としている。
そんな同調査の2023年版より、Z世代の働く意識の経年変化に関するリポートが同社からリリースされたので紹介したい。
Z世代の仕事選びにおける重視点の変化(2019年~2023年)
近年、Z世代の働く意識が大きく変化している。社会貢献や自己成長を重視する傾向は年々上昇しており、キャリア自律志向の高まりが推察できる。
※数値は27項目中上位5位選択率。正社員ベース。2019年(当該調査開始年)から変化の大きい上位4項目を抜粋してグラフ化
「収入」や「ワークライフバランス」などは、仕事を選ぶ上で依然として高いポイント(重視点)ではあるが、2019年と比較するといずれも下降傾向にある。
日本経済の停滞が続き、終身雇用といった日本型雇用の枠組みが崩壊する中、特にZ世代は、今後のキャリア形成を考えて、自身を成長させてくれる会社を選びたいという意向が強まっていることがわかる。
※数値は27項目中上位5位選択率。正社員ベース。2019年(当該調査開始年)から変化の大きい上位4項目を抜粋してグラフ化
関連情報
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/spe/pgstop/pgs/
構成/清水眞希