特典航空券として使えるマイル数に満たなくても、少額からマイルを使えるサービスが増えてきた。コロナ禍が落ち着きつつある今、マイルが日常生活でも便利に使えるよう進化中だ。
旅行はもちろん、日常生活でもマイルが使いやすくなってきた
航空会社のマイルは特典航空券に交換するのがお得。通常は1マイル=1円相当の価値だが、それが10倍以上にアップするケースもあるからだ。とはいえ、特典航空券に交換できるマイル数まで貯められないことも多い。
そんな時に活用したいのが、「今週のトクたびマイル」や「どこかにマイル」などのサービス。従来よりも少ないマイルで旅行しやすくなっている。
さらに少額のマイルであっても、ショッピング代金に充当できたり、ポイントに交換するなどして、マイルを賢く活用できるサービスが増えている。
中でも注目はコード決済サービスの『ANA Pay』と『JAL Pay』だ。両サービスともJCBが提供する決済スキーム「Smart Code(スマートコード)」を採用し、コンビニやスーパー、レストラン、ホテルなど、様々な場所で利用することができる。『ANA Pay』では1マイルからのチャージに今春から対応予定。一方『JAL Pay』は現在、1万マイルをJGWポイントに交換して使えるが、今後、新たな決済方法やチャージ方法も追加予定だ。両社ともこれらのアプリを通して、日常生活でもマイルが貯まる・使えるサービスを拡大する考え。
今後、どのようにマイルが便利に活用できるようになるのか楽しみだ。
使うワザ 01|特典航空券+お得なマイル旅行サービスが狙い目!
【ANA】グループ旅行も思いつきの旅行もお得に行く
特典航空券に申し込んでから、有効期限の間なら予約変更ができるのがメリット。AMC会員を含む4人までの旅行の場合、会員はどの路線でも往復1万マイル、同行者は1人2万1400円~3万6600円とお得に旅行ができる「いっしょにマイル割」に加え、「今週のトクたびマイル」もあり、お得なマイル旅行サービスが魅力。
〈 ココがPOINT!〉毎月29日の限定企画「ANAにキュン!」でも減額マイルキャンペーンを実施。お得なマイル旅行の施策が多いので、どの方法がいいか吟味しよう。
特典航空券枠があれば1年以内なら変更可能
片道3000マイルから旅行ができる「今週のトクたびマイル」
片道3000マイルから旅ができる。対象路線は毎週変わるので要チェック。そこから1週間の間に搭乗する。
【JAL】特典航空券のシステムが4月に大きく改定
国内線特典航空券が片道4000マイルから、往復8000マイルからに減額。特典航空券枠を超えても残席があれば予約でき、その際、予測残席に応じてマイルを追加する「特典航空券PLUS」サービスが利用できる。どこに行けるかお楽しみの「どこかにマイル」の必要マイル数は7000マイルに増額されたが、それでもお得感がある。
〈 ココがPOINT!〉基本マイルの減額や特典航空券PLUSによって、特典航空券が利用しやすくなった。予約変更不可などのデメリットもあるので、改定内容に注目。
4月12日搭乗分からサービスが大きく変化
「どこかにマイル」が往復6000マイルから7000マイルに変更
4つの候補が提案され、申し込むと3日以内に行き先が決定。対象路線は羽田、伊丹・関西、福岡。離島路線は那覇と鹿児島発着になる。