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〝きゃくいん〟じゃない!?「客員」の正しい読み方と意味

2023.05.20

「客員」という表記を見て、なんとなく「お客様」「招かれた人」というイメージを思い浮かべることができても、正しい読み方や言葉の意味まではわからないという方も少なくないはず。そこで本記事では、「客員」の読み方や言葉の意味、類語・英語表現を解説する。ぜひこの機会に正しい言葉の読み方・意味をチェックしておこう。

客員とは

まずは、「客員」の読み方と意味について確認していこう。

読み方は「かくいん」

「客員」の読み方は「かくいん」。「客員」表記が用いられている漢字「客員教授」は大学で一定期間雇用される非常勤教授のことを指す言葉で「きゃくいんきょうじゅ」と呼ばれることが多い。しかし、本来の読み方は「かくいんきょうじゅ」であるため、間違った読み方をしないように注意しよう。

意味

「客員」は、団体や会社などの正式な会員や社員ではないが、外部から招かれお客様として待遇を受けながら一時的に加わる人のことを指す。例えば「客員教授」であれば、大学側がお客様として招く形で一定期間の雇用を依頼するもので、特定の専門分野で優れた業績を持っている教授や文化人が就任するケースが多い。

使用シーンと例文

「客員」は、会社や組織などで外部から招かれ、お客様として待遇を受けながら一時的に加わる人物のことを指す場面で使われる。「客員」は、スポーツ選手や芸能人、政治家や元政治家など、人々の注目を引くような著名人や特定の業界で権威のある人物が就任することが多い。

【例文】

「プロゴルファーのA選手が卒業した大学の客員教授に就任すると聞いて驚いた」

「あの先生から非常勤ではなく客員教授として雇用してほしいと言われた」

「教授である彼女は他の大学に客員としてオファーを受けた」

「客員」の類語表現

次に、「客員」と似た意味で使われる類語表現をいくつか紹介する。時と場合に応じて最適な言葉を選べるようにしよう。

客分(きゃくぶん)

「客文」は、客として扱うこと、その扱いを受ける人のことを意味する表現だ。

【例文】

「私は客分としての待遇を受けた」

「彼女のことを客分として扱うよう上司から言われた」

「客分として対応してもらえなかったとクレームがあった」

賓客(ひんきゃく)

「賓客」は、お客様や大切な客人のことを指す言葉。

【例文】

「そのパーティーでは賓客としてもてなされた」

「社長は賓客としてその展示会に出席した」

「会長が来社した際、社員全員で賓客として対応した」

 社賓(しゃひん)

「社賓」は、会社や組織で大切なお客様として扱われる人のことを意味する言葉。

【例文】

「その方は、社長が会社に招いた社賓だ」

「社長はその会に社賓として招かれた」

「いつかは社賓として招待されるよう、努力することを誓った」

「客員」の英語表現

最後に「客員」を英語で言いたい時に使える言い換え表現について確認していこう。

visiting

「訪問の、視察の、巡視の」の意味を持つ表現で、他の名詞の前に表記することで「客員」を表すことができる。

【例文】

He is a visiting colleague.

(彼は客員で来ている同僚だ)

She was a visiting associate professor.

(彼女は客員准教授だった)

My dream  is to become a visiting scholar.

(私の夢は客員学者になることだ)

I held a visiting professor appointment at the college.

(私はその大学で客員教授の任命を受けた)

guest

「客としての、招待された」の意味を持つ言葉。“visiting”と同様、他の名詞の前に表記することで「客員」を表すことができる。

【例文】

She is a guest teacher.

(彼女は客員教師だ。)

My former teacher was a guest professor.

(私の恩師は客員教授だった。)

His brother is guest investigator.

(彼の兄は客員研究員だ。)

She became a guest editor.

(彼女は客員編集者になった。)

文/編集部

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