現在、ハワイへの直行便を運航している航空会社は4社。運航スケジュールや各社の特徴を比較しながら、それぞれの旅行スタイルにベストな航空会社を選び、久しぶりのハワイ旅行をエンジョイしよう!
便数か、価格か、機材かハワイ線は選択肢も幅広い
今年に入り、一気に運航が復活したハワイ便。1年前の4月はJAL・ANAとも週2〜3便程度の運航にとどまっていたが、日本の入国制限緩和が進んだことで次々増便が決まり選択肢も増えた。
コロナ前、2020年春までのハワイ路線は、JAL、ANA、ハワイアン航空に加え、ユナイテッド航空、デルタ航空、エアアジアXの6社が乗り入れていた。だが、2023年4月現在の運航便は前述のJAL以下3社と、2020年に運航を開始したLCCのZIPAIR、計4社のみ。とはいえ、首都圏からはデイリーで飛び、夏にはさらなる増便も予定。ハワイ路線は、コロナ禍で打撃を受けた航空業界復活のカギとも言われるだけに、各社力が入っている。そこで、4社4様ともいうべき、その特徴に着目して違いを見てみよう。
まず、便数が多いのがJALとハワイアン航空。ともに羽田・成田に加え、関西や中部(JAL)、福岡(ハワイアンは4月30日〜)からも飛び、地方からアクセスしやすいのもうれしいところ。さらにJALはハワイ島・コナへの直行便を夏期運航。ホノルル以外のハワイの選択も可能というわけだ。
一方、2社と同様のフルサービスを提供するANAは何と言ってもハワイ専用「FLYING HONU(フライングホヌ)」が大看板。総2階建てのエアバスA380型機は、広々とした機内に全520席が用意され、乗った瞬間からリゾート気分。〝空飛ぶウミガメ〟の愛称を持つ同機は4月20日以降毎日運航。その復活が今から待ち遠しい。
この3社に対し〝価格〟で対抗するのがZIPAIR。FSC(フルサービスキャリア)の約半額、片道3万円台で飛べることもあるため、LCCに抵抗がなく、少しでも出費を抑えたい人にはベストだ。
ほかにもハワイアン航空がJALとマイレージ提携をしていたり、JAL・ANAは不定期でハワイ線のセールを実施している。コロナ前に比べると航空券の価格は上昇しているものの、眠っていたマイレージやLCCを活用するなど、お得に飛ぶ手段は残っている。上手に見つけて、いざ、ハワイへ!
JAL
羽田から1日2往復! 会社帰りにそのままハワイへ
2020年春に羽田空港の国際線発着枠が拡大したことで、ホノルル線を1日2便体制に。仕事を終えてから出発できる羽田発21時台や、現地でランチを楽しんでから搭乗できる16時台の便のほか、成田、関西、中部からもアクセスが可能。首、腰ヘの負担が少ない快適シートで、エコノミークラスでも疲れは最小限。快適に移動できる。
※1 8/8、10、15は運航 ※2 8/8、10、15は運航。運航予定日により異なる場合あり。
ココがイイ(1)便数が多い
東京からは羽田・成田合わせて最大1日4便、さらに中部や関西からの便もあるなど、スケジュールが組みやすい。ハワイ島コナへも直行便を運航。
ココがイイ(2)生江史伸シェフの機内食が美味
羽田・成田発のエコノミークラスではフレンチの名店「L’Effervescence(レフェルベソンス)」生江シェフ監修の健康にこだわった特別メニューを提供。
ココがイイ(3)シートは身体にフィットする一体感
JALエコノミークラス「JAL SKY WIDER」は、シートピッチが84cm。背中と腰がシートにフィットする一体感が快適度を高めている。