第二弾は「男性の肌に本気で向き合う」UNLICSを体現する2商品
そして2023年1月12日に第二弾として発売されたのが、乳液状美容液「セラムme」とタオルマスク「ホグフォグマスク」。今回の2アイテムは、「柔」と「満」のアイテム。第一弾商品と合わせることで、先ほど説明があった5ステップ中の4つのケアをすることができるという。
セラムme
5種 40ml 各3,850円
(01・02・03化粧品/04・05 医薬部外品)
ホグフォグマスク
1枚 2,750円
「美容液は、肌悩みに合わせたアイテムとして取り入れていただくものです。しかし、化粧水のあと、美容液・乳液・クリームとスキンケア商品を重ねていくことは、肌がべたつきそうとかニキビができそう、重たくていやだ、という意見も聞かれました。
そのような声を受けて、肌にうるおいを閉じ込めてくれて、それぞれの肌悩みにアプローチする、乳液と美容液の充実感を兼ね備えた乳液状美容液『セラムme』が誕⽣しました。
5種類に共通して、肌なじみのよさと重たくならない感触は守りつつ、肌悩みに合わせて5種類少しずつ感触を変えています。また、それぞれ異なるアロマ精油を配合しているため、ひとつひとつ違った香りを楽しむこともできます」(李さん)
ホグフォグマスクは、洗顔後などに使うことで、化粧水などをなじみやすくする今治製のタオルマスク。蒸しタオルをイメージし、マスクという手間がかかる1ステップを自分への労わりタイムにできる商品を開発された。
一方、UNLICSがターゲットとするユーザーの肌実態のデータは女性ほど蓄積されておらず、そこがZ世代向けの男性ブランドを作る難しさだったと李さん、岩田さんは振り返る。
ユーザーやインフルエンサー、社内外男性へのヒアリングを重ねることで土台を固め、ユーザーの肌悩みや肌実態を明確にしたことで、第一弾、第二弾と商品を世に送り出すことができたと振り返る。
「セラムmeの開発に当たっては、5種類それぞれの商品設計に対して絶賛してくれる社員がいて、励みになりました」と李さん。プロジェクトの立ち上がりから2022年12月のローンチまで入念な準備時間を設けたことで、美の高みを目指すZ世代男性に対して自信を持って商品を届けられるブランドの誕生に至ったという。
岩田さんは、「非常に意義のあることであり、UNLICSだから発信できるメッセージがあるのでは」と語る。
誰もが自分の欲求に沿って美を追求できる社会へ
さらに岩田さんは、「UNLICSで誰もが自由に美を追い求められる社会を実現したい。ただ、それは男性みんながメイクをする社会にしたい、メイクを義務感のあるものにしたいという意味ではない」と続ける。
「UNLICSが目指したいのは、肌をきれいにしたい、メイクをしてみたいと思いながらも、周りの目が気になったり方法がわからなかったりするために一歩踏み出せていない状況の変革です。李さんもその想いは同じだと思います」(岩田さん)
「UNLICSに関わるようになって思ったのは、スキンケアやメイクを通じて美しくなりたいという想いは決して恥ずかしいものではないということ。ベースを塗るだけでもこんな風になれるんだよと知ってもらいたいですね。まずは選択肢があることを広めていけたらと思います」(李さん)
「化粧直しもそうですが、そもそも化粧品を買うことにすら心理的なハードルを感じている男性はまだまだ多くいると思います。そういう男性が気軽に化粧品を買ったりメイクできたりする社会、自分のペースで美を自由に追い求められる社会になったらいいなと思います。UNLICSがそのきっかけになればうれしいです」(岩田さん)
関連情報
https://unlics.jp/?cid=kbbtop_jp_unlics
構成/清水眞希