若い世代の「結婚」に関する価値観は多様化!20~30代男女の「結婚」に関する意識調査
厚生労働省の発表によると、2022年の婚姻件数は51万9823組で、前年より5571組増えた。3年ぶりの増加となったが、長期で見ると減少傾向が続いている。
そこでドリームフィールズは、結婚を考えているパートナーがいる25~35歳の男女308人を対象に、「結婚」に関する意識調査を行った。
アンケートは、「結婚式」と「ブライダルリング(結婚指輪・婚約指輪)」に対する若い世代の価値観に焦点を当て、2023年3月20日(月)~22日(水)にかけてインターネットで実施した。
「結婚式行いたくない」が4割以上!?「婚約指輪=男性から女性にサプライズでプレゼント」も今は昔…
まず、結婚する場合の挙式の意向について4段階で尋ねたところ、「結婚式を行いたい」と答えた人は56.1%と、6割以下にとどまった。
「結婚式を行いたくない」は43.9%と4割を超え、「結婚式を行うのが当たり前」という時代が、少しずつ変わっているのではと推測できる。
挙式したくない理由(複数回答)は、「結婚式にかかる費用を他のことに使いたいから」が77.8%と多数で、次いで「準備が面倒だから」45.9%、「人前に出るのが苦手だから」40.7%という結果に。
一方で、「ブライダルリング(結婚指輪・婚約指輪)を購入したい」と答えた人は、「結婚式を行いたい」より26.0ポイント上回る、82.1%という結果となった。
その理由(複数回答)は、上位から「思い出が形として残るから」が63.2%、「一生に一度のものだから」43.9%といった意見が見られる。
また、リングの理想の選び方は「パートナーと2人で」が91.7%と、互いの意見を反映させたいという人がほとんどであった。「自身で選びたい」「相手に選んでほしい」は、わずか3~4%程。
「婚約指輪は男性から女性にサプライズでプレゼントするもの」という慣習が徐々に変化していることが推察できる。
こだわりたいポイント(複数回答)の2番目は、「自分たちらしさ・オリジナル性」42.7%に。「2人で自分たちらしいリングを選びたい」という声が多いことが分かる。
結婚・婚約指輪、ダイヤ以外のカラー・品質の石選べる店舗やサービスへの関心、約8割も
ブライダルリングを購入したいと答えた人に、「ダイヤモンドだけでなく、多彩なカラーストーン(ダイヤ以外の宝石)から“自分たちらしいカラーや品質の石”を選べる店舗やサービス」について質問したところ、「選択肢に入れたい」人は78.6%と、多くの人の関心あることが判明。
今回の調査から、若い世代の結婚に関する価値観の多様化が進んでいることが読み取れた。昨今はコロナ禍で結婚式を挙げられなかったことも影響しているよう。今後はブライダル関連でも、自分たちらしさを叶えられる商品・サービスがより一層求められそうだ。
調査概要
調査名:若者世代の結婚に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年3月20日(月)~22日(水)
有効回答:結婚を考えているパートナーがいる25~35歳の男女308人(女性158人、男性150人)
調査機関:IDEATECH
関連情報:https://bizoux.jp/pages/bridal
構成/Ara