ダークウェブ市場の商品と取引価格一覧2023(平均値)
自分の情報は、ダークウェブでどの程度の市場価値があるのだろうか?
ExpressVPNのサイバーセキュリティ専門家は、ダークネット上のいくつかのウェブサイトを調べ、Privacy Affairsの年次報告書など過去の価格指数をもとに、クレジットカードデータ、偽造文書、ハッキングされた情報など、ダークウェブで販売されている主な商品を突き止めた。これらの売買は全て違法だ。
偽造運転免許証、身分証明書、パスポートは高価だが、入国審査で実際に機能するかは不明。また同社の調査では、偽造された物理的な文書はデジタルコピーよりも高価で、入手も困難なことが判明した。
さらに医療記録やデータベースも、入手や検証が困難だ。ダークウェブでの商品購入は、品質管理ができていないためリスクが高く、ユーザーは他人の評価を頼りにすることが多いと推察される。
一方、ストリーミングやソーシャルメディアのアカウント認証はダークウェブで容易に入手でき、しかも安価だ。これは、このタイプのデータを提供する売り手がたくさん存在することが理由となっている。
ダークウェブで販売されている銀行、ゲーム、ビットコイン口座の例
また、調査の結果、ダークウェブで、詐欺ページのデザインモックアップ、および金融サイトやオンライン講座のハッキングチュートリアルが、平均35米ドルで販売されていることが判明した。
サイバー犯罪者は、通常これらを使って、偽文書や、銀行または電子商取引のプラットフォームなど正規のウェブサイトを模倣した詐欺ページを作成する。
また、ハッキングチュートリアルでは、金融システムの脆弱性を突いて機密データや金銭を盗み出す方法が紹介されていることもある。
繰り返すが、これらの取引は全て違法だ。
関連情報
https://www.expressvpn.com/jp/blog/quiz-how-much-is-your-data-worth-on-the-dark-web/
構成/清水眞希