2007年にiPhone、2008年にAndroidが発売されてからおよそ15年。今や老若男女問わず、誰もがスマホを主有するのが当たり前の時代になった。
そんな中、60代、70代のシニア世代はいったい、どんな種類のスマホを利用しているのだろうか?
NTTドコモ モバイル社会研究所はこのほど、全国の60~79歳の男女1,250名を対象に「もっともよく使う携帯電話の種類」に関する実態調査を実施し、その結果を発表した。
60代が最もよく使う携帯電話 Androidが45% iPhoneが40%
60代の最もよく利用する携帯電話の種類について調べたところ、「Android」(45%)が最多で、次いで「Android」(40%)という結果になった。一方、2017年に行った調査で33%と最多だった「シニア向けスマホ」は年々減少傾向にあり、2023年になると7%にまでシェア率が低下していた。
図1. 60代最もよく利用する携帯電話の種類
70代が最もよく使う携帯電話 Androidが35%、シニア向けスマホが24%
70代の最もよく利用する携帯電話の種類について調べたところ、60代同様「Android」(35%)が最多となり、以下、「シニア向けスマホ」(24%)、「iPhone」(21%)と続いた。
図2. 70代最もよく利用する携帯電話の種類
60代、近畿はAndroid、iPhoneを合わせると9割を超える
60代の最もよく利用する携帯電話の種類を地域別で見ると、近畿はAndroid、iPhoneを合わせると、9割を超えていた。一方、北海道・東北、北陸・甲信越、中国・四国、九州・沖縄は75~76%程度となっている。
図3. 60代最もよく利用する携帯電話の種類地域別
70代、関東・東海・近畿はAndroidまたはiPhone所有が半数を超える
70代がもっともよく使う携帯電話種類を地域別に見ると、地域差が大きく、関東・東海・近畿はAndroid及びiPhoneを合わせると半数を超えていた。他方、北海道・東北、北陸・甲信越、九州・沖縄は3割台と、20ポイント程差が生じている。
図4. 70代最もよく利用する携帯電話の種類地域別
<調査概要>
調査方法:訪問留置調査
調査対象:全国・60~79歳男女
有効回答数:1,250
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期:2023年1月
出典元:モバイル社会研究所
構成/こじへい