小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

【最新ビジネス図解】ポイントは対話型!Z世代が作った新しいオンライン読み聞かせサービス「YOMY!」

2023.05.09

大学生エンジニアチームが創業したYOMY!社は、拡大するオンライン教育市場に、独自のサービスで挑戦する。代表の安田莉子氏に話を聞き、新しい発想のビジネスを探った。

「絵本の読み聞かせは素晴らしい教育だが、毎日バタバタ、読み聞かせをできない日も多い、正直絵本の時間が取れていない、というお母さんお父さんの声も多く聞く」とは同社代表の安田莉子氏。

忙しい家事やリモートワークの合間に、読み聞かせの時間をとるのは大変だ。そのさなかに、誰かが絵本を読んでくれるなら、仕方なく動画を見せたり、ゲームをさせていた保護者にとっては、ありがたいサービスかもしれない。

しかし、家庭の読み聞かせの代替のサービスととらえると、本質から外れるだろう。YOMY!の料金体系は、少人数のクラスで4チケット9500円、8チケット1万8000円(ともに1チケット1回30分。レッスンのレポート付き。気に入った絵本は後から購入できる)。音楽教室やスポーツ教室など、習い事との競合になる金額だ。

家庭の代替なら、一般の読み手と、子どもの保護者がオープンに参加できるマッチングプラットフォームにすれば、もっと安くサービス提供できただろう。

しかしYOMY!はそうせず、趣旨に賛同する大学生に限定して読み手を採用。ダイアロジック・リーディングのトレーニングを行ってから、実際のサービスに投入している。

読み聞かせるのは市販の絵本だから、コンテンツで差はつかない。勝負は、本来の提供価値である「自分の考えをアウトプットする体験」をどこまで高められるか。

実際のサービスをのぞかせてもらうと、確かに従来の読み聞かせとは、確かに違ったイメージ。子どもたちの発言機会が多く、話が進むにつれて場が盛り上がっていく。行き過ぎると脱線もするが、うまく本に集中を戻す進行は、訓練された読み手ならではだろう。

個人的には特に、本をきっかけに夢を語ったり、物語の先を想像するなど、子どもが自分の世界に入って考える時間は、自分の子にも日常的に体験してほしいと感じた。

塾や習い事に並ぶサービスとして、読み聞かせの新ジャンルは成立するか。お子さんのいる方は、無料体験(対象:3〜8歳)を利用して、その様子をみてみてはいかがだろうか。

オンライン読み聞かせ YOMY!

取材・文/ソルバ!
人や企業の課題解決ストーリーを図解、インフォグラフィックで、わかりやすく伝えるプロジェクト。ビジネスの大小にかかわらず、仕事脳を刺激するビジネスアイデアをお届けします。 
https://solver-story.com/

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。