今やほとんどの人が日常的に使用するようになったスマホと比べ、より大画面で動画視聴や電子書籍の閲覧ができるタブレットは、〝一部の人が使っているデバイス〟というイメージの人もまだまだ多いかもしれません。
タブレットの代名詞といえる「iPad」は2022年に節目となる第10世代が発売。加えて、2023年にはAndroidタブレットの標準モデルともいえる、「Google Pixelタブレット」の発売が予告されており、タブレット市場は徐々に盛り上がりを見せています。
そこで本記事では、自宅でもスマホよりも大きな画面が扱えるのに加え、ノートPCよりも持ち運びやすく、ビジネスシーンでの活用もできるサイズ感である、10インチ前後のタブレット製品を紹介していきます。
そもそもタブレットの〝10インチ〟ってどれくらいの大きさ?
10インチタブレットを、プライベートでもビジネスシーンでも扱いやすいサイズと紹介しましたが、そもそも10インチのタブレットがどれくらいのサイズか気になる人も多いはず。
スマホやタブレットのインチ数は、ディスプレイの対角線の長さによって表されます。1インチは約2.54cmなので、10インチぴったりのタブレットは、対角線の長さが約25.4cmになります。
タブレットの画面比率は4:3や16:9のものが多いため、4:3のものでは縦15.2×横20.3cm、16:9のものは縦12.5×横22.1cmが、ディスプレイサイズの目安になります。
ただし、10インチタブレットと表現される製品のディスプレイサイズが、必ずしも10インチぴったりというわけではないですし、また、ベゼルの太さといったデザインの違いによっても本体サイズは変わります。
10インチ強の「iPad(第9世代)」「iPad(第10世代)」、どっちを買う?
Apple Storeより販売されているiPadの標準モデルのiPad(第9世代)のディスプレイサイズは10.2インチ、iPad(第10世代)は10.9インチとなっています。
iPad(第9世代)
iPad(第10世代)
【参照】iPad(第10世代)
ディスプレイサイズ自体は第10世代のほうが大きくなっていますが、ホームボタンを廃止した関係から、本体サイズは第9世代のほうが縦に長く、若干分厚くなっています。質量も約10gしか変わらないため、携帯性にそれほど大きな違いはないといえるでしょう。
そのほか、2モデルの違いは搭載チップセット(第9世代:A13 Bionic、第10世代:A14 Bionic)、充電端子(第9世代:Lightning端子、第10世代:USB Type-C端子)など細かな違いが挙げられます。ソフトウエアはいずれも、最新の「iPadOS 16」に対応しているので、ハードウエアの違いや販売価格で購入するモデルを選べます。