2022年の国内キャッシュレス決済額が100兆円を突破

経済産業省の目標は「2025年までに4割程度」

経済産業省はキャッシュレス決済比率を定期的に算出・公表しているが、先日発表された2022年のデータによればキャッシュレス決済比率は36.0％、決済額は111兆円と、初の100兆円超えを実現したことがわかった。

我が国のキャッシュレス決済額及び比率の推移（2022年）

その内訳はクレジットカードが30.4％（93.8兆円）、デビットカードが1.0％（3.2兆円）、電子マネーが2.0％（6.1兆円）、QRコード決済が2.6％（7.9兆円）となっている。

キャッシュレス決済額及び比率の内訳の推移

経済産業省では、キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度にするという目標を掲げているが、2021年のキャッシュレス決済額は95兆円、比率が32.5％だったことから、データ的には達成に近づいていると言えるだろう。

ちなみにキャッシュレス決済比率は、クレジットカード支払額＋デビットカード支払額＋電子マネー支払額＋QRコード支払額の合計を民間最終支出で割って算出されている。

関連情報
https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230406002/20230406002.html

構成／清水眞希