子どもたちが健やかな学校生活を送る上で、PTAの存在は欠かせない。しかし、自分が運営に携わりたいか…といえば、答えに迷う親御さんは少なくないだろう。
教育メディア「おうち教材の森」はこのほど、日本全国の中学生以下の子どもを持つ親200名を対象に「PTA」に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。
学校のPTAに思うこと、「強制はしないで欲しい」という回答が最多に
「学校のPTAをどう思うか」と質問したところ、47人が「強制はしないでほしい」と回答し、最多となった。「強制はしないで欲しい」と回答した人からは、以下のような意見・エピソードが寄せられている。
・仕事の都合などを考えると出られないことが多いのでもっとみんなで分担できたり、簡素化して欲しいです。
・事情もあり積極的に参加できない家庭も多くあり、当番制・担当制等の強制的なものではなく時間をかけ話し合いで解決すべき案件もある。1年を通しての担当ではなく月替わり等で短期間で区切ったりして対応していた経験はある。
・子どもの転校と同時に親としても新しい環境に馴染まなければ…という状況でした。そんな時に「引っ越してきたばっかりなんだから、仲良しも増えるしやりなよー!」と。共働きで仕事もしているし!と断りましたが断りきれず…ほとんど強制じゃん!!と、嫌な思いをしました。
2番目に多かったのは「時代に合っていない」(44人)で、回答者からは「役員たちの利害関係も感じるので」「どんな組織なのか謎の部分が多い。もっとオープンにすべき」「始まる会議などが10時など中途半端。働いている親は参加が難しく、小さい子がいる主婦に負担がいくので必要最低限でいいと思います」といった声が寄せられた。
3番目に多かったのは「やりたい人だけやればいい」(42人)で、回答者からは「雑用がありすぎて、メリットがないから」「なかなか負担が大きく、子育てしながら働く人に強要するのは違うと思うため」「子ども一人につき一回等と決めず、行事ごとにボランティアを募るとかにしたらもっと気軽に参加できるのになと思います」などの声が寄せられた。
以下、「外部に委託すればよい」(38人)、「必要ない」(12人)、「もっと保護者が参加すべき」(9人)、「その他」(6人)、「素晴らしい」(2人)と続いた。
<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査人数:200人(10代:0人、20代:30人、30代:71人、40代:73人、50代:23人、60代以上:3人)
調査主体:ARINA株式会社、おうち教材の森
調査時期:2023年1月17日
調査レポート:https://naki-blog.com/study/survey-report-119/
発表日:2023年2月18日
出典元:おうち教材の森
構成/こじへい