スマートフォンよりも大きなディスプレイを搭載し、動画視聴や電子書籍の閲覧が快適にできるだけでなく、ビジネス用途にも便利なタブレットの購入を検討しているという人もいるでしょう。
タブレットといえばiPadというイメージが強い人もいるかもしれませんが、2022年には、大画面ディスプレイに対応したUIが利用できるAndroid 12LやAndroid 13といったソフトウエアがリリースされていることもあり、Androidタブレットも盛り上がりを見せています。
そこで本記事では、8~9インチ、10~12インチ、12インチ以上の3サイズに分け、おすすめのAndroidタブレットを紹介していきます。
目次
タブレットのインチ数とは? 8インチや10インチ、12インチはどれくらいの大きさ?
タブレットやスマートフォンのディスプレイサイズは「インチ」で表されるのが一般的ですが、実際にどれくらいのサイズ感かイメージしにくいと感じる人もいるでしょう。
タブレットのインチ数は、ディスプレイの対角線の長さで表されます。1インチは2.54cmなので、8インチタブレットは対角線が約20.32cm、10インチタブレットは対角線が約25.4cm、12インチタブレットは対角線が約30.5cmとなります。
ただし、同じインチ数のタブレットであっても、ディスプレイのアスペクト比(縦横比)によって、持ち心地が大きく異なる点は押さえておきましょう。
コンパクトサイズが魅力の8インチ~9インチディスプレイ搭載おすすめAndroidタブレット
それでは、おすすめのAndroidタブレットを紹介していきましょう。まずは、片手でも操作しやすい、8インチ~9インチのディスプレイを搭載したコンパクトな製品を紹介していきます。
家電メーカー「アイリスオーヤマ」の8インチAndroidタブレット「タブレット TE083M3N1」
コスパに優れた家電製品を多く展開していることで有名なアイリスオーヤマのAndroidタブレット「タブレット TE083M3N1」は、8インチのIPS液晶を搭載。本体質量は約370gと軽量なため、持ち運んで動画を見たり、電子書籍を読むのも快適です。
搭載CPUはMediaTek MT6762。メモリは3GB、ストレージは32GBのエントリーモデルとなっています。公式通販サイト「アイリスプラザ」での販売価格は2万9480円(編集部調べ)と、手に取りやすい値段も魅力でしょう。
2万円切りのコンパクト8インチAndroidタブレット「Lenovo Tab M8(4th Gen)」
レノボの「Lenovo Tab M8(4th Gen)」は、公式ストアでの販売価格が1万8623円と、タブレット初心者でも購入しやすい販売価格が特徴のエントリーモデル。8インチのIPS液晶ディスプレイを搭載しており、薄さは8.95mm、質量は約320gとなっています。
搭載CPUはMediaTek Helio A22で、メモリは3GB、ストレージは32GB。初期搭載OSはAndroid 12 Go Editionとなります。バッテリー駆動時間は約16時間が確保されているため、屋外での使用中に電池が切れる心配はほぼないでしょう。
【参照】レノボ/ Lenovo Tab M8(4th Gen)
携帯性と操作性のバランスに優れた10インチ~12インチのAndroidタブレット
続いて、10インチ~12インチのディスプレイを搭載したAndroidタブレットを紹介していきます。タブレットとしては中間程度のサイズ感となっており、携帯性と操作性のバランスに優れた製品が多いのが特徴です。
2K解像度の約10.3インチディスプレイ搭載の薄型Androidタブレット「OPPO Pad Air」
スマートフォンメーカー「OPPO(オッポ)」のAndroidタブレット「OPPO Pad Air」は、約10.3インチのディスプレイを採用。程よいサイズ感に加えて、本体の厚さは約6.9mm、質量は約440gと、薄く軽いのも特徴。また、ディスプレイ解像度が2Kと高くなっています。
搭載CPUはSnapdragon 680、メモリ4GB、ストレージ64GBのミッドレンジ構成。最大512GBのmicroSDXCにも対応しているので、動画や電子書籍をダウンロードしておけば、Wi-Fi環境がない場所でも活用することができるでしょう。
OPPO公式サイトでの販売価格は3万7800円。本体とカバーのセットでは、4万480円となります。
【参照】オッポ/OPPO Pad Air
11インチディスプレイ搭載の高コスパAndroidタブレット「Xiaomi Pad 5」
Xiaomi(シャオミ)の11インチAndroidタブレット「Xiaomi Pad 5」は、CPUにSnapdragon 860、メモリ6GBを搭載。ミッドレンジとハイエンドの間程度の高性能となっています。ストレージ容量は128GB、256GBの2モデル展開で、それぞれ公式サイトでの販売価格は5万9800円、6万4800円となります。
解像度はWQHD+(1600×2560)で、10億色以上の色彩表現が可能。120Hzリフレッシュレートにも対応するなど、ディスプレイ性能の高さが魅力。別売ではありますが、4096レベルの圧力感度に対応した「Xiaomi Smart Pen(1万1800円)」と併用するのもおすすめです。
ビジネスシーンでも使いやすい12インチ以上の大画面ディスプレイを搭載したAndroidタブレット
ノートPC並みともいえる12インチ以上の大画面ディスプレイを搭載したAndroidタブレットであれば、画面分割機能を使用するなど、ビジネスシーンでも活躍できるのが魅力でしょう。
約12.4インチの大画面ディスプレイを搭載した高スペックAndroidタブレット「Galaxy Tab S8+」
世界的デジタルブランドであるGalaxy(ギャラクシー)のハイエンドタブレット「Galaxy Tab S8+」は、約12.4インチの大画面ディスプレイを搭載。解像度はWQXGA+(2800×1752)で、有機ELパネルを採用しています。
本体質量は約567g。大画面ディスプレイを搭載していることを加味すると、かなり軽量といえるでしょう。
搭載メモリは8GB、ストレージは128GBで、CPUはSnapdragon 8 Gen 1と文句なしの高性能。Galaxyスマートフォンと同時に使用すると、写真や動画ファイルを簡単に転送できる「クイック共有」機能が利用できるのも便利です。
公式サイトでの販売価格は12万4800円。決して安価ではありませんが、画面性能や操作性は抜群なので、ビジネスシーンでもPC代わりに使える製品です。また、購入時には、専用のタッチペン「Sペン」も同梱されるのも、うれしいポイントでしょう。
※データは2023年3月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/佐藤文彦