ビジネスシーンでプレゼンや会議に使用するスライドを作るソフトといえば、Microsoft Officeのパワーポイントが一般的。ほかのソフトを使ったことがないという人もいるかもしれません。
そんな人にぜひ試してほしいのが、「Googleスライド」というサービス。Googleアカウントを所有していれば誰でも利用できるうえに、基本機能は無料で使用できます。
本記事では、Googleスライドでできる、便利な機能や、基本的な使い方について、以下の使用環境で紹介していきます。
・使用環境
Windows 11
PC版Chromeブラウザ
目次
Googleスライドでできること①【プレゼン資料の作成】
先にも触れたとおり、Googleスライドはプレゼン時などに使用するスライドを作成できるサービス。ブラウザを開き、右上に表示されている9つの点が並んだアイコンをクリック。「スライド」をクリックすると起動します。
「空白」をクリックすると、新規スライドを作成できます。テキストの入力や図の挿入など、基本的な機能はパワーポイントとほぼそん色ないため、あまり迷うことなく使用できるでしょう。
Googleスライドでできること②【複数デバイスで共有】
Googleスライドは、GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートと同様に、ブラウザベースで動作するサービス。そのため、PCのみならず、スマートフォンやタブレットといったデバイスからも使用できます。
iPhone版スライドアプリ
PCと同一のGoogleアカウントでログインしていれば、PCで編集したGoogleスライドを、スマートフォンから確認することも可能。iPhone、Androidスマートフォン向けのアプリも配信されているので、こちらも試してみるとよいでしょう。
Googleスライドでできること③【別のGoogleアカウントとの共有】
複数のGoogleアカウントで簡単に共有できるのもGoogleスライドの特徴。共有する際には、右上に表示されている「共有」をクリックし、「ユーザーやグループを追加」の欄に共有したいGmailアドレスやユーザー名を入力、最後に右下の「完了」に進みます。
複数のGoogleアカウントで同じスライドを編集する際、デバイスがインターネットに接続されていれば、ほぼリアルタイムに編集内容を確認できるのもポイント。テレワーク時などにも活用しやすいサービスといえるでしょう。
なお、スライドの共有をする際には、ページへのアクセス権限を「制限付き(アクセス権のあるユーザーのみがリンクを開ける状態)」か、「リンクを知っている全員」かのいずれかで選択できます。リンクを知っている人全員にアクセス権を与えた場合でも、「閲覧者」「閲覧者(コメント可)」「編集者」と、権限の範囲を設定することができます。
Googleスライドでできること④【プレゼンター表示】
冒頭でも紹介した通り、Googleスライドはプレゼン時などに活躍するサービスです。スライドの右上に表示されている「スライドショー」をクリックすると、スライドの全画面表示が始まるので、プレゼン時に活用してみましょう。
また、スライドショーの右に表示されている逆三角形のアイコンをクリックし、「プレゼンター表示」をクリックすると、スライドショーとは別のウィンドウが表示され、事前に用意しておいたメモや質問事項を表示できます。
Googleスライドでできること⑤【ほかのGoogleアプリとの連携】
Googleのサービスということもあり、Googleスプレッドシートで作成したグラフをGoogleスライドに直接挿し込んだり、Gmailから直接コメントに返信することができます。
作成したGoogleスライドのデータは、Googleドライブに保存できます。また、Googleスライドの右上に表示されているビデオカメラのアイコンをクリックすると、直接Google Meetsが呼び出せるため、オンライン会議のためにわざわざ別のアプリを用意する必要がありません。
【参照】Google Slides
※データは2023年4月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/佐藤文彦