シャープとサンエスは、サンエスの電動ファン付きウェア「空調風神服」において、プラズマクラスターデバイスを搭載したモデルを商品化すると発表した。5月よりサンエスから販売を開始する。価格はオープン。
電動ファン付きウェアは、服の内側に外気を取り込み、汗の気化熱により体感を涼しく保つことができるのが利点で、エアコンがない屋内外での作業着としての用途以外に、ゴルフや登山といったアウトドアのさまざまなシーンでも夏場の猛暑対策グッズとして活用が広がっているが、汗の臭い対策が悩みとなっている。
そこで、今回、両社の協業により、空調風神服の2つのファンのうち片方にファンにプラズマクラスターデバイスを搭載。
ファンから服の内側に取り込まれた風が服の襟元と袖口に抜けるまでの風路を高濃度イオンで満たす独自設計を採用することで、プラズマクラスターデバイスを搭載していない場合に比べ、付着した汗臭への消臭効果(※)があることを実証したという。
↑空調風神服に搭載する2つのファンのうち片方にファンにプラズマクラスターデバイスを実装
また、空調風神服は、長袖タイプやベストタイプなどさまざまな種類が選べるウェア本体と、ファン、バッテリーを個別でも販売しているため、すでに購入済みの空調風神服のウェアにもプラズマクラスターデバイス搭載のファンを取り付けることが可能。
なお、プラズマクラスターデバイス搭載のファンを利用する場合には、バッテリーは「RD9390P(24V仕様のバッテリー)」を使用する必要があるとのことだ。
※空調風神服の中での約2時間後の効果。吹き出す風の当たらない部分の臭いは取れない。
関連情報
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構成/立原尚子