個人的な事情により、印鑑証明の申請を自分で行うのが難しい人もいるはず。このような場合、代理人が代わりに申請することはできるのでしょうか。今回は個人の印鑑証明を代理人が代わりに申請できるのかを自治体ごとにチェックしてみました。
印鑑証明(印鑑登録証明書)とは
登録した印影、住所、氏名、旧氏、通称、生年月日が記載された登録原票の写しを証明するものです。
【参考】印鑑登録証明書とは 江東区
印鑑証明(印鑑登録証明書)は代理で手続きできる?
印鑑証明は代理人でも手続きできます。手続きに必要なものや、申し込みの流れは市区町村によって変わってくる恐れもあるので、いくつがご紹介します。
詳しい申し込み方法は、お住いの市区町村に問い合わせましょう。
印鑑証明(印鑑登録証明書)の手続きを代理人が行う時に必要なもの【北海道札幌市の場合】
1.登録する印鑑と委任状を持参し、お住まいの区の区役所戸籍住民課にて印鑑登録申請書を提出します。
2.本人あてに、確認のための照会書が送付されます。
3.照会書(登録者本人の署名と押印がされた)、登録する印鑑、登録者の名前確認書類、代理人の認印、委任状を持って窓口へ行きます。
4.印鑑登録証(カード)が渡されます。これにより、印鑑登録証明書が発行可能になります。
【参考】北海道札幌市
印鑑証明の手続きを代理人が行う時に必要なもの【東京都大田区の場合】
申請当日に印鑑登録証明書の発行はできません。受付時に本人からの委任状を持参し、印鑑登録申請を受付したあと、区役所から本人あてに郵便で回答書が送付されます。その中の回答書に署名や押印をし、照会した日(印鑑登録の申請をした日)から30日以内に窓口へ持参することで登録ができます。
(受付時に必要なもの)
・登録する印鑑
・委任状
(回答書持参時に必要なもの)
回答書を申請者本人が持参する場合
・回答書
・本人確認書類(保険証や年金手帳など)
回答書を代理人が持参する場合
・回答書(回答書下部の委任欄の記入が必要です)
・申請者本人確認書類(保険証や年金手帳などのコピーでも可)
・代理人本人であることの確認できる書類(保険証や年金手帳など)
印鑑証明(印鑑登録証明書)の手続きを代理人が行う時に必要なもの【福岡県福岡市の場合】
(申請時に必要なもの)
・印鑑登録申請書(様式4)
・登録しようとする印鑑
・委任状(印鑑登録関係用:様式8)
・代理人のマイナンバーカード、運転免許証、健康保険証などの本人確認書類
(照会書受け取り後に窓口で必要なもの)
・照会書(窓口にて申請後、照会書が本人あてに届きます)
・登録しようとする印鑑(申請時と同じもの)
・委任状(印鑑登録関係用:様式8)
・代理人のマイナンバーカード、運転免許証、健康保険証などの本人確認書類
・本人のマイナンバーカード、運転免許証、健康保険証などの本人確認書類
【参考】福岡県福岡市
※データは2023年3月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/山田ナナ