東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県からなる首都圏。居住場所として数多くの選択肢がある中で、賃貸物件を借りて生活するの最適な街と、持ち家を所有するのに最適な街はいったいどこなのだろうか。
大東建託はこのほど、過去最大級の居住満足度調査を行い、その結果を「借りて住んだ(賃貸)&買って住んだ(持家)街の住みここちランキング2022<首都圏版>」として発表した。
「借りて住んだ街」「買って住んだ街」それぞれの1位は?
「借りて住んだ街(駅)の住みここちランキング」において、1位は、2年連続で、「表参道(東京メトロ銀座線)」となった。同駅は銀座線・千代田線・半蔵門線の3路線が乗り入れる東京都港区に位置する駅で、唯一偏差値80台の極めて高い評価を得た。
2位の「北参道(東京メトロ副都心線)」は、2008年の副都心線の開業と開通と同時に開業した、東京都渋谷区に位置する駅。3位は、東京都渋谷区に位置する「代官山(東急東横線)」となった。
トップ10の駅は全て東京都23区内に位置し、そのうち渋谷区が最も多く4駅ランクインしていた。
「借りて住んだ街(自治体)の住みここちランキング」において、1位は「東京都中央区」で、唯一偏差値70台の極めて高い評価を得た。以下、2位は「東京都文京区」、3位は2年連続で「東京都目黒区」と続く。
「買って住んだ街(駅)の住みここちランキング」において、1位は2年連続で、神奈川県横浜市西区の駅「みなとみらい(みなとみらい線)」で、唯一偏差値80台の極めて高い評価を得た。
2位も2年連続で、南北線と三田線の2路線が乗り入れている東京都港区の駅「白金台(東京メトロ南北線)」。3位には、千代田線の赤坂と銀座線の赤坂見附・溜池山王を統合する駅「赤坂A(東京メトロ銀座線)」がランクインした。
トップ10のうち8つは東京都23区内に位置する駅だが、1位の「みなとみらい」と8位の「元町・中華街」はいずれも神奈川県横浜市に位置するみなとみらい線の駅となった。
「買って住んだ街(自治体)の住みここちランキング」において、1位と2位は2年連続で、「東京都中央区」、「東京都文京区」となり、いずれも偏差値70台の高い評価を得た。3位は「千葉県浦安市」となった。
借りて住んだ街では、上位に中央区や渋谷区など多くの人が集まる繁華街のある都心の自治体が上位にランクインしている。一方、買って住んだ街では、神奈川県や千葉県、埼玉県の自治体なども上位にランクインしており、郊外の街も評価されている。これは、回答者の婚姻歴や子どもの有無についての属性の割合が賃貸と持家居住者で異なっており、結婚して子どもがいる世帯は郊外の街を評価している傾向があるようだ。
出典元:いい部屋ネット借りて住んだ&買って住んだ街の住みここちランキング2022<首都圏版>
構成/こじへい