関西圏にある街(駅)、自治体において、賃貸物件を借りて生活するのに最適な街と、持ち家を所有するのに最適な街とは、いったいどこになるのだろうか?
大東建託はこのほど、大阪府・京都府・奈良県・兵庫県・滋賀県・和歌山県からなる関西地域居住の20歳以上の男女を対象に過去最大級の居住満足度調査を行い、その結果を「いい部屋ネット借りて住んだ&買って住んだ街の住みここちランキング2022<関西版>」として発表した。
「借りて住んだ街」は都心の街、「買って住んだ街」は閑静な街を重視する傾向
「借りて住んだ街(駅)の住みここちランキング」において、1位は兵庫県明石市に位置する「西新町(山陽電鉄本線)」、2位は兵庫県西宮市に位置する「夙川(阪急神戸線)」となった。3位の「烏丸御池(地下鉄烏丸線)」は烏丸線と東西線の2路線が乗り入れている京都府京都市中京区に位置する駅となる。
トップ10に今年新たにランクインした駅は、1位の「西新町(山陽電鉄本線)」(昨年順位なし)のほか、7位「さくら夙川(JR東海道本線)」(昨年18位)、8位「四天王寺前夕陽ケ丘(地下鉄谷町線)」(昨年21位)、9位「南千里(阪急千里線)」(昨年16位)となる。
「借りて住んだ街(自治体)の住みここちランキング」では、1位「大阪府大阪市北区」、2位「大阪府大阪市天王寺区」、3位「兵庫県芦屋市」となり、トップ3は昨年と全く同じ結果となった。また、4位と5位も「京都府京都市中京区」、「大阪府箕面市」となっており、トップ5に変動はない。
「買って住んだ街(駅)の住みここちランキング」において、1位は、2年連続で、兵庫県神戸市灘区に位置する「新在家(阪神本線)」となった。2位は京都府京都市中京区の「丸太町(地下鉄烏丸線)。3位は兵庫県西宮市に位置する「苦楽園口(阪急甲陽線)」となった。
「買って住んだ街(自治体)の住みここちランキング」において、1位は「大阪府大阪市中央区」、2位は「奈良県北葛城郡王寺町」で、3位は「兵庫県神戸市中央区」となった。
借りて住んだ街では、昨年に引き続き大阪府大阪市北区や天王寺区など大阪市の5区や京都府京都市中京区などの都市部が上位にランクインしている。一方、買って住んだ街では奈良県北葛城郡王寺町や大阪府箕面市、兵庫県神戸市灘区など閑静な住宅街や自然豊かな街が上位にランクインしている。
これは、回答者の婚姻歴や子どもの有無についての属性の割合が賃貸と持家居住者で異なっており、結婚して子どもがいる世帯は郊外の街を評価している傾向があるようだ。
出典元:いい部屋ネット借りて住んだ&買って住んだ街の住みここちランキング2022<関西版>
構成/こじへい