日本マクドナルドから新作スイーツが登場した。今回はレトロな喫茶店の世界観がコンセプトだ。まるで昭和の喫茶店にタイムスリップしたかのような、ノスタルジックな気分に浸れる「喫茶マック」より、3種類のスイーツ&ドリンクが4月26日(水)から発売となった。
マックの期間限定スイーツは売り切れ注意
マクドナルドからは度々、期間限定スイーツが販売される。販売して早々に売り切れてしまうことも少なくない。最近、印象に残ったのは「ひとくちチュロス」だ。昨年の2月に初登場した「ひとくちチュロス」。絶対においしいだろうと予想し、販売開始から数日後に買いに行ったものの、すでに売り切れだった。
それから数店舗マクドナルドを巡ってみたが、どこも売り切れ。その時は泣く泣く諦めたのだが、嬉しいことに今年も2月から期間限定で再登場した。ようやくゲットし、見た目を裏切らない美味しさに舌鼓を打った。数日後、再び購入しようと試みたが、なんと売り切れ。それ以降出会えることはなかったのだ。
このように、購入が難しい可能性もあるマックの期間限定スイーツ。今回はどんな新商品なのか期待が膨らむ。
レトロな世界観の「喫茶マック」登場
今回のマックのスイーツはレトロな喫茶店の世界観がコンセプト。「喫茶マック」として、喫茶店の定番メニューを再現した。新商品は「喫茶店のコーヒーゼリーパフェ」、「喫茶店のプリンパイ」の2種。それに加えて、レギュラー商品として販売している「マックフロートメロン」を、期間中のみ「喫茶店のクリームソーダ」と名称を変更し「喫茶マック」のオリジナルパッケージにて販売される。(※)
最近のSNSでは、「昭和」「レトロ」などがブームの傾向にある。それを受けて、今回のコンセプトの「喫茶マック」の開発に至ったとのこと。メニュー開発にあたっては、老舗の喫茶店を1日3?4店舗ほど、数日間に渡って食べ歩いたんだとか。老舗喫茶店の味わいはもちろんのこと、見た目にも着目しリサーチを重ねたという。
※期間終了後は「マックフロート メロン」として継続販売する。「喫茶店のコーヒーゼリーパフェ」と「喫茶店のプリンパイ」は5月下旬頃までの販売の予定。
“パフェ”はマクドナルド史上初
先日、「喫茶マック」の新メニュー試食会が、マクドナルドの総合研究施設である「スタジオM」で開催された。「スタジオM」はメニューの開発や食の安全、品質管理やサービス向上の研究などを行っている複合研究施設である。一足先に新メニューを実食させていただいた。
喫茶店といえば“パフェ”だ。今回、マクドナルド史上初のパフェとなる「喫茶店のコーヒーゼリーパフェ」が登場した。コーンフレークの土台にソフトクリーム、コーヒーゼリーが重なり、そこにコーヒーソースと練乳ソースがかけられている。
「喫茶店のコーヒーゼリーパフェ」税込380円~
注目のコーヒーゼリーは、食感は残しつつ、のどごしの良さにこだわったという。口に運ぶと、確かにつるんと食べやすい。そして驚いたのは、コーヒーの風味がかなり濃厚だということ。苦味が強く、口の中でコーヒーの香りが広がる。
ソフトクリームと一緒に食べても、コーヒーの主張がしっかりとしていて負けていない。コーヒー好きの方にオススメしたい一品だ。底の方ではコーンフレークのサクサク感が楽しめ、食べ進めながら変わる食感と味わいを堪能できた。
目指したのは“懐かしい味わい”
「喫茶店のプリンパイ」は、喫茶店らしい味わいを目指し、どこか懐かしい味わいにするべく試行錯誤したとのこと。カスタードフィリングはなめらかさと卵の風味にこだわり、カラメルソースは苦さと甘さにこだわったのだとか。
「喫茶店のプリンパイ」税込160円~
サクサクのパイ生地を頬ばると、なめらかで熱々の濃厚なカスタードフィリングと、それにマッチするカラメルソースが口の中に広がる。
「喫茶店のクリームソーダ」は通常メニューでもお馴染みの「マックフロート メロン」の名称を期間限定で変更している。「喫茶マック」と書かれた、レトロ可愛い数量限定オリジナルパッケージで販売する。
「喫茶店のクリームソーダ」税込320円~
「喫茶マック」
販売予定期間:4月26日(水)~5月下旬
販売場所:全国の「マクドナルド」店舗 ※一部店舗を除く
昭和世代の筆者には、どこか懐かしい「喫茶マック」。ホッとするレトロな味わいを、身近なマックで楽しみたい。
取材・文/まなたろう