『ContRoll Pro』の特徴
ここから実際に使用してみて気になったポイントを中心に特徴を紹介していこう。
◆本体に使用しているのは人工皮革であり、高級な見た目と言いきるのは難しい
本製品には4つのカラーラインナップがあり、種類によって本体に使用されている素材に違いはあるものの、いずれにも共通しているのは使用している素材が人工皮革である点だ。
もちろん人工皮革を否定するわけではなく、むしろ生地が割れたり色落ちする心配が少ないといった利点もある。
一方でやはり動物由来の皮革と比較すると高級感には差がどうしても出てきてしまうので、「周囲の目を惹く高級感」があるとまで言い切ってよいかは個人的には微妙なところだと思っている。
特に他に皮革製品を使用している人ほどその違いが気になってしまうのではないかと感じた。
なお、この製品には取り外し可能な紐が付属しており、使用することでより確実にカバーを閉じることがきるが、マグネットが内蔵されているので紐を使用しなくても機能上の問題はない印象だ。
むしろ開閉する度に紐を結んだり解いたりする点が個人的には煩わしいのと、付けた途端にカジュアルさが増すので私個人は使用することはないだろうと思っている。
ちなみに内側はスエード素材となっており、外側と内側で印象が異なる。
今のところ冬場しか使用していないため分からないが、汗をかく夏場は暑く感じてしまわないだろうかと若干気になっている。
◆収納スペースは豊富だが、収納しすぎには注意が必要
この製品の最大の特徴はこの豊富なスペースにある。写真は本体を展開したところであるが、一番左側には5つのカードポケットが設けられている。
なお、この裏側には紙幣や領収書が納まるポケットも隠れている。
反対の一番右側には上方に小物入れポーチが、下方には3つのペンホルダーが設けられている。
特にこの小物ポーチは一般的なシステム手帳にはない収納スペースだと認識しており、USBメモリや充電ケーブルといったものまで収納できるのが嬉しい。
私の場合は懐中時計や印鑑などを入れるに使用している。ペンホルダーの方は幅にゆとりがあるので定規を入れるスペースとしても使用できる。
中央はノート用の収納スペースである。本製品には製品のノートが付属しているがもちろんサイズが合えば他のノートも使用することができる。ポケットのサイズは148×210mmとなっており、ノートの背表紙を挿入してセットする。
なお、このスペースには縦開きのノートやメモパッドも使用することができ、その際は上方のポケットへ同様に背表紙を挿入して使用する。こちらのポケットのサイズは130×210mmとなっている。
最後に、本製品はカバーを閉じた状態からでもアクセスできるペンホルダーが1つ付属している。こちらは内側のペンホルダーと異なり収納できるペンは1本までになる。
チェックインの手続きや納品書への署名など、ペンだけ使用したいシーンではカバーを開かずにペンが取り出せるので便利な存在だ。
『ContRoll Pro』を購入するには?
『ContRoll Pro』のカラーラインナップはグレー、ブラウン、バーガンディ、ネイビーの4色。なお、今回紹介したのはグレーのタイプのものである。
価格は税込み13,000円で「Makuake STORE」から購入することが可能だ。
文/Wataru KOUCHI
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