DIME MAGAZINE
物価高が長期化する中、節約への意識を高めている人は多いことだろう。では、ここ半年あまりで、節約のために特に見直されている出費は何だろうか？
MMD研究所はこのほど、18歳～69歳の男女7,000人を対象に「生活費の節約とスマートフォンの利用年数に関する調査」を実施し、その結果を発表した。
ここ半年で節約した項目の上位は「ファッション・美容関連費」「水道光熱費」「日用雑貨費」
18歳～69歳の男女7,000人を対象に、食費、家賃、水道光熱費、通信費、レジャー・エンターテインメント費などの12項目に関する生活費の把握と支払いへの立場について聞いたところ、「支払額を把握していて、支払い者は自分である（もしくは一部支払っている）」が最も多かった項目はお小遣いや交際費が58.8％、次いで通信費が56.6％、ファッション・美容関連費が56.0％となった。
前問で、何かしらの項目に対して支払い額の把握と支払いをしていると回答した人を対象に、ここ半年で節約をしたものを「かなり節約した、やや節約した、あまり節約しなかった、まったく節約しなかった、わからない」の5段階で聞いた。
「かなり節約した」「やや節約した」を合わせると節約した割合が多かったのは、ファッション・美容関連費（n=5,780）が56.1％、次いで水道光熱費（n=6,147）が54.8％、日用雑貨費（n=6,100）が51.0％、食費（n=6,274）が50.7％、レジャー・エンターテインメント費（n=5,258）が50.6％となった。
これを性年代別で見ると、上位5項目のファッション・美容関連費、水道光熱費、日用雑貨費、食費、レジャー・エンターテインメント費を節約した割合が多かったのはいずれも30代以上の女性だった。
次に、何らかの項目で「かなり節約した」～「あまり節約しなかった」と回答した人を対象に、ここ半年で節約のためにしたことを自由記載で回答してもらったので性年代別に抜粋して紹介する。
＜食費＞
女性10代 コンビニに行かない
男性20代 プライベートブランド商品を買う
男性20代 作り置きした上、食べる量を抑えた。米を多く食べることで空腹を満たした。
男性30代 週1000円に押さえた
女性30代 冷蔵庫にある食材をメモし、お買い物する時買うものをメモして出る
女性30代 一回の買い物の上限を5000円に設定して計算しながら買い物するようにした
女性50代 必要な食材しか買わずに廃棄を出さないようにして節約をしました
＜水道光熱費＞
男性20代 ジムにお風呂があるのでそこで入る
女性20代 節水シャワーヘッドを取り付け、待機電力ゼロにした
男性40代 エアコンの温度を調整したり、無駄な照明をつけたりしないようにした。
男性50代 動画などをパソコンでなくタブレットで見る
女性50代 設定温度を下げたり使い過ぎないようにして節約しました
女性50代 シャワーヘッドを変えた
男性60代 低消費電力商品に変えた
＜ファッション・美容関連費＞
男性30代 散髪を一年に一回にした
女性30代 服は手持ちのものを着回して買わないようにしました
男性40代 欲しいものはインターネットも実店舗も値段を比較して安いものを選ぶ。
女性40代 あまり新作には手を出さない
女性50代 基礎化粧品をプチプラ商品にして洋服も必要不可欠なものだけを購入した。
＜日用雑貨費＞
女性20代 クーポン使用で少しでも安くした
男性40代 必要最小限のもの以外は全く買わずに現在持っている分を丁寧に使っている
女性40代 なるべくドラッグストアなどで安くなっているか何件か見てから買う
女性50代 買い置きをせずなくなってから買うようにした
女性50代 予備の品はそれぞれ1個または、1ケ月分だけにして月々の日用雑貨代を節約した。
＜レジャー・エンターテインメント費＞
女性10代 ゲーセンで使う前に必要かどうかを考える
女性20代 コロナ禍で出かけないようにしたのと、暇な休日はお金がかからないよう図書館などで過ごすことにした
女性30代 PayPayポイントが使えるところにした
女性40代 なるべく中古で探して買う
男性50代 近場旅行。クーポン利用をして宿泊、飲食費を抑えたつもり
男性60代 車で行くレジャーについても回数を減らし、ガソリン代、その他の出費を抑えた。
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