SNSのタグ付けとは、投稿内容に関連するアカウントを投稿にダイレクトに結び付ける機能です。投稿の閲覧者に詳細な情報を伝えやすい・フォロワー以外ともつながりやすいといったメリットがあります。タグ付けの意味や手順について詳しく紹介します。
タグ付けとは
SNSのヘビーユーザーは、タグ付け機能を自由に使いこなしています。タグ付けには、どのような意味やメリットがあるのでしょうか?
投稿と関連するアカウントをひも付ける機能
タグ付けとは、自分の投稿した写真や動画などに、他のアカウントへのリンクを貼り付けることです。投稿内容と関連する物や人物を詳しく紹介したい、いろいろな人に見てほしいという場合に使います。
注意点は、タグをタップするとダイレクトにそのアカウントに飛ぶ点です。SNSユーザーの中には、タグ付けによる拡散や見知らぬアカウントとの接触を好まない人もいます。個人のアカウントにタグ付けする場合は、事前に相手に確認を取るのがおすすめです。
なおタグ付けとよく混同される機能に『メンション』があります。メンションは、主に投稿する文章に他のアカウントへのリンクを貼り付ける機能です。メンションもタグ付けも『他のアカウントを紹介する』という目的に違いはありません。
タグ付けの効果
タグ付けのメリットは、閲覧者やフォロワーを増やしやすくなるという点です。タグ付けした画像や動画は、相手のタイムラインにも表示されます。投稿を見た相手のフォロワーが、興味を持ってフォローしてくれるかもしれません。普段リーチできない人とつながるチャンスができるのは、タグ付けの魅力といえます。
また商品や場所にタグ付けすれば、投稿を見たフォロワーに、より詳細な情報を伝えることが可能です。有用性の高いアカウントだと認識されれば、フォロワーのエンゲージメントも高まります。SNS上でのやり取りが活発になり、投稿のモチベーションも上がるでしょう。
【Instagram】タグ付けの手順
Instagramでは、『フィードの投稿』『リール』にタグ付けすることが可能です。それぞれの方法を詳しく紹介します。
フィードの投稿にタグ付けする
新しい投稿にタグ付けをするときは、以下の手順で行います。
- 新規投稿画面で『タグ付け』を選択する
- 画像の中で、タグを付けたい位置をタップするか、『タグを追加』をタップする
- タグ付けしたいアカウントのユーザー名を入力する
- タグの位置を調節する
- 『完了』を押す
- 『シェア』を押す
より投稿内容を充実させたい場合は、シェアを押す前に位置情報や音楽を追加しましょう。
リール動画にタグ付けする
リール動画にタグ付けしたい場合は、以下の手順で行いましょう。
- リール動画を作成し、キャプション入力まで行う
- 『人物をタグ付け』をタップする
- 『タグを追加』または『タップして友達をタグ付け』をタップする
- タグ付けしたいアカウントをユーザーネームで検索する
- タグ付けしたいアカウントを選択する
- 『完了』をタップする
- キャプションなどを編集して投稿できる状態にする
- 『シェア』を押す
投稿済みのリール動画にタグを付けたい場合も、基本的な手順は同じです。動画のメニューボタンから『編集』をタップして、タグ付けしたいアカウントを選びます。最後に『完了』を押せば変更が保存され、動画へのタグ付けは完了です。
【Facebook】タグ付けの手順
Facebookは、『写真なしの投稿』『写真ありの投稿』に友達をタグ付けできます。それぞれの手順を確認しましょう。
写真なしの投稿に友達をタグ付けする
アプリから写真なしの投稿に友達のアカウントをタグ付けする場合、以下の手順で行います。
- 投稿画面を開く
- 下の『・・・』をタップして『投稿に追加』を開く
- 『人物をタグ付け』をタップ
- タグ付けしたい友達を検索して選択する
- 『終了』を押す
全ての手順を終えると、投稿画面に『××さんは○○と一緒にいます』というメッセージが表示されます。このメッセージが出れば、タグ付けは成功です。
写真に友達をタグ付けする
Facebookでも、写真に友達のアカウントをタグ付けできます。以下の手順で行いましょう。
- 投稿した画像をタップする
- 『編集』をタップする
- 上のメニューより左から2番目のアイコンをタップする
- タグ付けしたい部分をタップする
- 検索窓でアカウントを検索し、該当アカウントのプロフィール写真をタップする
- 『保存する』をタップする
Facebookの画像にタグ付けできるのは、最大で50人または50ページまでです。投稿した画像が『いいね』されたり、何らかのコメントが付いたりした場合は、タグ付けしたアカウントにも表示されます。
タグ付けできないときに考えられる理由
タグ付けの魅力は、フォロワーとのエンゲージメントを高めたり投稿をより多くの人に見てもらったりできる点です。SNSを効率的に運用したい人には必須の機能ですが、何度試してもタグ付けできないケースもあります。なぜひも付けられないアカウントがあるのでしょうか?
Instagramでタグ付けできない場合に考えられるのは、『ブロック』です。相手が自分をブロックしている場合、相手に対して何らかのアクションを取ることはできません。
自分がブロックされているかどうかは、相手のプロフィール画面から確認できます。ストーリーや投稿が一切なく『投稿がありません』などと表示される場合は、ブロックされている可能性が高いでしょう。
またDMを送っても既読にならない場合も、ブロックされている可能性が高いです。このほか、自分が相手をブロックしていたり、相手がタグ付けを『手動承認』にしたりしている場合も、投稿にタグ付けできなくなります。
上記の原因が当てはまらないケースでは、デバイスを再起動してタグ付けをやり直してみるのがおすすめです。単にアプリの不具合が発生しているのかもしれません。
Facebookでは、タグ付けについて詳細な設定が可能です。Facebookでタグ付けできない場合は、相手がタグ付けを拒否している可能性があります。
例えば相手がタグ付けを『承認制』にしている場合、相手はタイムラインに上がる前の投稿をチェックできます。このとき相手が自分とのタグ付けを拒否すれば、タグを付けて投稿することは不可能です。
またFacebookには、自分に付けられたタグを削除できる機能があります。投稿時はタグ付けできたのに、後で消えていたという場合は、相手が削除している可能性があるでしょう。
構成/編集部