有機ELテレビやPCモニターなどが人気の「LGエレクトロニクス(以下LG)」は、2022年のグローバル市場でモニターを1200万台、モバイルPCを110万台出荷し、知名度、人気が拡大中です。もちろん、日本国内でも、修理対応ができる施設を約70拠点配置し、LINEアプリによる写真、動画付きのサポートを行うなど、精力的なサービスを行っています。
2023年3月には、ノートPC「LG gram」の新製品を一挙公開。LG gramシリーズといえば、2015年に14型ノートPCとしては世界最軽量(当時)となる980gのモバイルPCを販売したのを皮切りに、16型や17型といった大画面ながら、携帯性にも優れた製品を多く展開していることで知られています。
2023年モデルのLG gramでは、携帯性や大画面といった特徴を踏襲しながら、有機ELディスプレイ搭載モデルや、グラフィックボード搭載モデルといった個性的なノートPCがラインアップされています。
LG史上初の有機ELディスプレイ搭載ノートPC【LG gram Style】
LG gramシリーズとしては初めて有機ELディスプレイを搭載した「LG gram Style」。コントラスト比は100万:1となっており、明暗のはっきりとした表現ができるのが特徴です。また、有機ELパネルながら映り込みの少ない、アンチグレア(非光沢)仕様になっているのも魅力的です。
冒頭でご紹介した通り、LGは有機ELテレビやPCモニターなど、ディスプレイを搭載する製品が世界的に人気のメーカーでもあります。韓国では有機ELパネルを〝巻き取って〟収納できるテレビも発売されているように、大画面の有機ELパネルの扱いに長けており、性能の高さも抜群。LG gram Styleの実物を見ても、色彩表現は鮮やかでありながら、非光沢仕様であるためいやな〝ギラつき〟がなく、目が疲れにくいのも魅力です。
ディスプレイサイズは14インチと16インチの2モデルを展開。14インチモデルは90Hz、16インチモデルは120Hzのリフレッシュレートに対応しており、どちらも応答速度は0.2msと高速なのも特徴です。画面比率はいずれも16:10となります。
ディスプレイに加えて特徴的なのがトラックパッドのデザイン。一般的なノートPCのように四角が縁どられたデザインではなく、くぼみのないフラットなデザインになっています。一見どの部分がトラックパッドかわからないデザインですが、使用する際には端が光るため、使用感を損なう心配はありません。キーボードは日本語配列で、16型にはテンキーも搭載されています。
搭載CPUは第13世代インテル Core i7で、メモリは16GB。高級感のあるデザインに負けないハイスペックも魅力でしょう。ストレージ容量は14型が512GB、16型が1TBとなります。
本体右側面
本体左側面
LG gramの特徴でもある質量は、それぞれ999g、1.25㎏と、軽量モデルのほまれは健在。実勢価格は、14型が29万円前後、16型が32万円前後です。