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空気から水を生成するウォーターサーバーも登場!「b8ta Osaka-Hankyu Umeda」で見つけた超最先端ガジェット

2023.04.27

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

2015年に米国で誕生した、売ることを主目的としないショールーム型の店舗として先駆け的存在の「b8ta(ベータ)」。日本では、2020年に有楽町・新宿に2店舗同時オープン。2021年には渋谷店、2022年には初の郊外型店舗としてイオン越谷レイクタウン店がオープン。2023年4月12日には関西初の常設店舗となる阪急うめだ本店に5店舗目を開店した。

「b8ta Osaka ‒ Hankyu Umeda」のある阪急うめだ本店8階は、“人と自然の共生”をコンセプトにした「GREEN AGE」にフロアを刷新。

b8taの売り場もテーブル脚には紙管、テーブル下のフレームには杉の間伐材、壁面にはプラスターボードを使用するなど、環境負荷の少ない素材を使用。素材を合理的に組むことで、内装仕上げ工事の手数を減らし、工事による環境負荷を最小化した。特定の機能を持った什器ではなく大テーブルを設置し、フレキシブルに長く使い続けられる売り場にしている。

出品ブランドの中から、日本初進出、大阪初オフライン展開の注目の4商品を紹介する。

b8ta Osakaで体験できるイノベーティブな4商品

〇空気から水を作るウォーターサーバー「Kara Pure」

ニューヨークに本拠地を置くKara Waterが開発した、空気から水を生成するウォーターサーバー「Kara Pure」。Kara Pureは米国のクラウドファンディングで約2億円を集め、Time誌が発表した2022年の発明品ベスト100「THE BEST INVENTIONS OF 2022」に選出。

ラスベガスで開催されたテクノロジー見本市「CES 2023」で、2022年4月~2023年4月に市場に初めて登場した製品の中で高い評価を得た製品に対して贈られる「CES2023 Innovation Award」を受賞した。2022年1月にアメリカで販売を開始、今回が日本初上陸となる。

「幼少期のころバクテリアで汚染されていた井戸水で生活していたことから、両親はさまざまな病気で悩んでおり、きれいな水を作りたいという気持ちがずっとありました。

ハートフォード大学で建築を学びましたが、授業の中でアフリカの砂漠に生息する『カラビートル』という昆虫が、体の表面に水を結露させて水を作るということを知りました。

昆虫にできるなら人工的なものも作れるのではないかと研究を開始。11年ほど研究に費やし、カラビートルと同じ仕組みで水を生成する機器の開発に成功しました。商品名や商品ロゴも発想のもとになったカラビートルを採用しています」(Cody Soodeen CEO)

空気中にある湿度を取り込み、電力で冷やして結露化し水を作るという仕組み。タンクを交換する定額制のウォーターサービスやペットボトルと比べてもコスパが高い。

吸気口にはエアフィルターが装着されていて、冷却装置に入る前の空気から不純物を取り除き、冷却によって空気から取り出された水はフィルターでろ過されてタンクに貯めて飲料水として使える。1日で最大約10Lの水の生成が可能。

生成された水はpH9.2+の抗酸化アルカリ性水で、ろ過後に、カルシウム、マグネシウム、リチウム、亜鉛、セレン、ストロンチウム、メタケイ酸の7つの必須天然ミネラルを追加し、ミネラルバランスの取れたブレンドで健康と免疫システムをサポートする。

貯水タンクにあるUV-C除菌装置で4時間ごとに自動で水を除菌するのでフレッシュな状態を保つことが可能。

フィルターは装置に内蔵されており交換は年に1回でメンテナンスはこれだけ。設置工事も必要なく、電力さえあれば稼働するので、蓄電池や発電機を備えていれば災害時にも飲料水や生活水を確保できる。

空気中の湿気を取り込み水を生成するので、除湿機としても機能する。過剰な除湿がされないように湿度が25%を下回るとスマートセンサーが作動し自動で電源が切れる。常温の水、熱湯(70-80度)、冷水に対応。

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