マイホーム購入時にもっと注意すればよかったこと1位は「間取り・生活動線のよさ」
「間取り・生活動線のよさ」を挙げた人が1位に。実際に住んでみてから「ちょっと間取りが使いにくいな」と感じることも多いのだろう。
次ぐ2位には「騒音・治安などの周辺環境(70人)」、3位には「立地のよさ(53人)」がランクイン。
「重視したことランキング」で上位にランクインしなかった項目としては、「外構のデザイン・使い勝手」「コンセント・スイッチの位置」「収納の使い勝手」などが挙げられた。
見落としがちな細かい部分ではあるが、生活の快適さに大きく関わってくるポイントであることがわかる。
<1位 間取り・生活動線のよさ>
・和室を作ったのですが、不要でした(38歳 女性)
・子ども部屋の間取りを狭くとったため、エアコンをつけると風が当たったり効きすぎたりして過ごしづらい(41歳 女性)
・間取りをもっと真剣に考えればよかったです(69歳 男性)
「使っていない部屋や使いにくい部屋がある」「家事がしにくい」と感じている人も多数。間取りを重視して家を選んだり建てたりする人は多いが、実際に住んでみないとわからないことも多いのかもしれない。
家族構成やライフスタイルが変わると、購入当初の間取りが使いにくくなるケースも考えられる。
<2位 騒音・治安などの周辺環境>
・街の治安(24歳 男性)
・周囲の環境です。電線があるため、鳥のフン被害があり困っています。立地を重視していたので、あまり考えていませんでした(38歳 女性)
・周辺の開発計画です。新しい道路が開通したことで便利になったのですが、交通量の増加に伴い、騒音も増えました(59歳 女性)
「価格や交通アクセスを重視したため、周辺の治安や騒音まではしっかり調べなかった」と後悔している人もいた。購入当初は周囲が静かだったものの、開発が進んで環境が変わってしまったというケースも見受けられた。
市役所などで周辺の開発計画を教えてもらえることもあるので、気になる人は問い合わせてみてはいかがだろうか。
<3位 立地のよさ>
・実家や職場から離れた場所に購入を決めたので、実際に生活した時のシミュレーションをしておけばよかったです(33歳 女性)
・職場から遠すぎたこと。2時間半かけて通勤している(51歳 男性)
・土地が低いことです。水害にあったことはありませんが、大雨が降ると心配です(63歳 女性)
立地をあまり重視しなかったため、通勤・通学が不便だったり災害リスクが大きかったりして後悔している人もいた。通勤・通学や実家との行き来は日常的なものなので、小さなストレスでも次第に大きな不満になることも考えられる。
マイホームを購入すると気軽には引っ越しできないので、立地はしっかりチェックしたい。
調査概要
調査対象/マイホームの購入経験がある人
調査期間/2023年3月5日~15日
調査機関/自社調査
調査方法/インターネットによる任意回答
有効回答数/501人(女性267人/男性234人)
回答者の年代/20代 5.4%、30代 38.1%、40代 34.7%、50代 17.0%、60代以上 4.8%
関連情報
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構成/清水眞希