AlbaLinkはマイホームの購入経験がある501人を対象に「マイホーム購入時に注意しておけばよかったことに関する意識調査」を実施。回答結果をランキング形式で発表した。
マイホームの購入時に重視したことは「立地のよさ」
マイホームの購入経験がある501名に「 マイホーム購入時に重視したこと」を聞いたところ、圧倒的1位は「立地のよさ(296人)」、2位は「騒音・治安などの周辺環境(93人)」となった。
家そのものよりも、土地や周辺環境を重視した人が多数というのも、外観や内装はリフォームすればある程度変更できるが、立地や周辺環境を自力で変えることはできないからと推察できる。
<1位 立地のよさ>
・「夫婦それぞれの実家に近い場所か」を重視して選びました(25歳 男性)
・「商業施設」「公共交通機関の駅」「飲食店」に行きやすい立地であること。幹線道路から近すぎないこと(39歳 女性)
・立地条件。近くに学校、スーパー・コンビニがあるか(40歳 男性)
重視したポイントは「交通アクセス」「商業施設・医療機関の近さ」「実家に近いこと」など。生活の利便性を考えると、駅までの距離や通勤時間は大切。
また、子育て中や両親が高齢の家庭なら、実家に近いところに住んでいると何かと安心で便利だ。「高台」や「地盤が強い場所」など、災害リスクが少ないことを重視して土地を選んだ人も複数いた。このように立地は利便性や安心感に大きく影響する要素といえるだろう。
<2位 騒音・治安などの周辺環境>
・マイホーム近辺の雰囲気(28歳 女性)
・周辺地域の治安や騒音(50歳 女性)
・自然が豊かで、老後に散歩が楽しめそうな環境です(69歳 男性)
「騒音がひどい」「夜道が暗く、治安が心配」といった環境だと、安心して暮らせないと感じる人も多いはず。とくに子どもの誕生を機にマイホーム購入を考えた人の場合、治安は気になるところ。
<3位 価格が予算内か>
・ローン支払い額と生活費のバランス(34歳 女性)
・支払い総額(41歳 男性)
・土地の値段(55歳 男性)
予算をオーバーしすぎると月々のローン返済額が大きくなって生活を圧迫するため、予算内で収まることを重視した人も多くいた。
なおマイホーム購入時には住宅・土地価格以外の「手数料」がかかるほか、ローンにも金利がかかる。そのため住宅購入時には、額面の金額だけはなく、トータルでいくらになるかも考えておく必要がある。
マイホーム購入で後悔していることがある人は68.9%
続いて「マイホーム購入で後悔していることはあるか」と聞いたところ、「とてもある」「多少ある」が合わせて68.9%。7割近くの人が「マイホーム購入に関して後悔していることがある」と回答した。
不満のない完璧なマイホームを持つのは、難しいとわかる結果になった。