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感じがいい上司に学ぶ、部下との絶妙な距離感の作り方

2023.07.06PR

あなたが「感じがいい」と思うのは、どんな人でしょうか?

いつも率先して元気に挨拶をしてくれる職場の部下。相づちのバリエーションが豊富で、聞き上手な同僚。仕事のプロセスから正当な評価をしてくれる上司は感じがいいと思うのではないでしょうか?

一方で、仕事の指示が曖昧なのに、突然「まだ?」と自分の都合で催促してくる上司や、ネガティブワードや余計なひと言が多い部下、人が話している最中に何かと自分の話をかぶせてくるような同僚は、決して感じはよくないと思います。

こうしたちょっとした場面で始まる「感じがいい・悪い」の印象づけは、ビジネスシーンにおいても大きな影響を及ぼします。組織の中で働いている以上、人との関わりをなくすことはできません。せっかく縁があって知り合ったわけですから、気持ちよく付き合える関係を築き上げたいものです。

本記事では50万部を突破した『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』シリーズの著者で産業カウンセラーの大野萌子さんの著書『「感じがいい人」の行動図鑑』の一部を抜粋し、再構成して気持ちよく働くためのヒントをお届けします!

おはようございます。○○さん、今日もよろしくお願いします

 以前、「目下の人に自分から絶対に挨拶しない」と断言する方とお話ししたことがあります。挨拶は部下からするのが当然、とのことでした。けれど、今どき、そんな高圧的な上司に好感を持つ人がいるでしょうか。

「上司だからやってもらって当然」「部下であればやって当然」という考え方は、誰であっても自分の首を絞めることになります。特に仕事というのは、同じ部署はもちろん、社内のほかの部門の人や協力会社の人など、多くの人と協力し合って進めるもの。むしろ、目上の人から率先して挨拶をすることで、場の空気が明るく和やかになり、誰でも気持ちよく会話できるオープンなコミュニケーションが可能になります。

 また、立場に関係なく、「です・ます」調の丁寧語を基本にしたやり取りを心がけることも、風通しのいい環境づくりには効果的。人によって態度を変えることなく、誰にもフラットに声かけをすることで、互いを尊重できる信頼関係が生まれます。

 さらに気分の波をなるべく表に出さないよう意識できるのもいい上司の特徴。誰しも調子のいい時、悪い時はあるものですが、過度に表に出さないよう平常心を心がけ、話しやすい雰囲気をつくれる人こそ、部下から親われる感じのいい自慢の上司になり得ます。だからといって、距離の詰めすぎ、過干渉もパワハラのきっかけになりかねないので慎重に。「親しき仲にも礼儀あり」の距離感で、パワーバランスを保ちましょう。

《POINT》

コミュニケーションの基本は明るい挨拶から。信頼関係は平等性を保った対応から生まれる

☆ ☆ ☆

職場、取引先、親族、近所付き合いなど、様々な人と関わる中で「感じがいい人」は、絶妙なコミュニケーションの術を無意識のうちに、あるいは意識的に身につけています。そんな「感じがいい人」がさりげなくやっている行動や言動の事例を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

ちょっとした話し方や言葉遣い、意識の向け方を変えるだけで、相手に与える印象は必ず好転します。「感じがいい人」の行動図鑑』の中で紹介している65のアクションをヒントに仕事も、人間関係も、うまくいく幸せ習慣を手に入れてください。

著/大野萌子
発行/小学館
定価/1430円(税込)
https://www.shogakukan.co.jp/books/09311523

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著者/大野萌子(おおの・もえこ)さん
公認心理師。産業カウンセラー。2級キャリアコンサルティング技能士。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ(R)資格認定機関)代表理事。著書の『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』はシリーズ累計50万部を突破。

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