あなたが「感じがいい」と思うのは、どんな人でしょうか?
いつも率先して元気に挨拶をしてくれる職場の部下。相づちのバリエーションが豊富で、聞き上手な同僚。仕事のプロセスから正当な評価をしてくれる上司は感じがいいと思うのではないでしょうか?
一方で、仕事の指示が曖昧なのに、突然「まだ?」と自分の都合で催促してくる上司や、ネガティブワードや余計なひと言が多い部下、人が話している最中に何かと自分の話をかぶせてくるような同僚は、決して感じはよくないと思います。
こうしたちょっとした場面で始まる「感じがいい・悪い」の印象づけは、ビジネスシーンにおいても大きな影響を及ぼします。組織の中で働いている以上、人との関わりをなくすことはできません。せっかく縁があって知り合ったわけですから、気持ちよく付き合える関係を築き上げたいものです。
本記事では50万部を突破した『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』シリーズの著者で産業カウンセラーの大野萌子さんの著書『「感じがいい人」の行動図鑑』の一部を抜粋し、再構成して気持ちよく働くためのヒントをお届けします!
次回から○○部の○○をCCに入れさせていただきます
仕事相手1人とメールをやり取りしていたのに、気づいたらCCに、何人もの知らない人のメールアドレスが追加されている…。ちょっとしたことですが、何となくもやもやしてしまいますよね。とはいえ、なぜ追加したのかと確認するほどのことでもないし、どのような人なのか聞くのも失礼かもしれない。そう考えると、CCに誰かを追加する際は、相手に説明をしておくという気遣いを忘れたくないものです。
その際には、どういう立場の人で、なぜ入れるのかを簡単に説明して、「今後は○○も一緒に担当させていただきます」「○○と情報を共有することでスムーズに進めたいと思います」など、ひと言添えると好印象。もし、事前に報告を忘れてしまった時は事後でもかまいません。それだけで相手は気持ちよく対応してくれるはずです。また、CCに追加する報告の最後には、「次からは全員返信でお願いします」という旨のお願いも付け加えておくと、チームで行なう仕事も円滑に進めることができます。
さらに、社内側のCCに入れる人に対しても事前確認は必要です。あなたと同じように、その人がメール共有の必要性を感じているとは限らないからです。不要なメールが増えるのは誰しも避けたいところ。あらかじめ伝えておけば、カドも立ちません。メールは一度送ってしまうと記録として残ってしまいます。それが役に立つこともありますが、間違った使い方では迷惑になることもあります。非対面のツールだからこそ、より丁寧な対応を心がけたいものです。
《POINT》
メールのCCに誰かを加える際は、相手に事前確認と報告を。面識がない人でも全員返信が基本
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職場、取引先、親族、近所付き合いなど、様々な人と関わる中で「感じがいい人」は、絶妙なコミュニケーションの術を無意識のうちに、あるいは意識的に身につけています。そんな「感じがいい人」がさりげなくやっている行動や言動の事例を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ちょっとした話し方や言葉遣い、意識の向け方を変えるだけで、相手に与える印象は必ず好転します。「感じがいい人」の行動図鑑』の中で紹介している65のアクションをヒントに仕事も、人間関係も、うまくいく幸せ習慣を手に入れてください。
著/大野萌子
著者/大野萌子(おおの・もえこ)さん
公認心理師。産業カウンセラー。2級キャリアコンサルティング技能士。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ(R)資格認定機関)代表理事。著書の『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』はシリーズ累計50万部を突破。