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相手の気持ちに寄り添うためにおさえておきたい「同感」と「共感」の違い

2023.04.24PR

あなたが「感じがいい」と思うのは、どんな人でしょうか?

いつも率先して元気に挨拶をしてくれる職場の部下。相づちのバリエーションが豊富で、聞き上手な同僚。仕事のプロセスから正当な評価をしてくれる上司は感じがいいと思うのではないでしょうか?

一方で、仕事の指示が曖昧なのに、突然「まだ?」と自分の都合で催促してくる上司や、ネガティブワードや余計なひと言が多い部下、人が話している最中に何かと自分の話をかぶせてくるような同僚は、決して感じはよくないと思います。

こうしたちょっとした場面で始まる「感じがいい・悪い」の印象づけは、ビジネスシーンにおいても大きな影響を及ぼします。組織の中で働いている以上、人との関わりをなくすことはできません。せっかく縁があって知り合ったわけですから、気持ちよく付き合える関係を築き上げたいものです。

本記事では50万部を突破した『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』シリーズの著者で産業カウンセラーの大野萌子さんの著書『「感じがいい人」の行動図鑑』の一部を抜粋し、再構成して気持ちよく働くためのヒントをお届けします!

〝(あなたは)○○と思ったんだね〞〝(あなたは)○○がつらいのね〞

 同僚や後輩から悩みを相談された時、「わかるよ」「私もそうだった」と励ましたのに、ちっとも納得してくれない。この場合、どう答えるのが感じのいい人なのでしょうか? 「わかるよ」「私もそうだった」は“同感”です。つまり、一見、相手の気持ちに寄り添っているようで、あくまで主語は自分であり、相手への〝共感〞ではない。そのため、相手はあなたの言葉に「そうじゃない」と感じてしまうのです。

 また、この“同感”発言で相手にとってあなたが絶対的な味方のように感じられたとしたら、結果的に、あなたへの依存度も強くなります。その状態で、相手が望まない答えをしようものなら、相手は依存から攻撃へと転じます。人は、味方だと思っていた人からの否定はより強く感じてしまうからです。

 悩みを相談された時に大事なのは“共感”です。「(あなたは)○○と思ったんだね」「(あなたは)○○がつらいのね」と相手を主語にして答える。もし何か質問されたら、「あなたはどう思う?」「あなたはどうしたい?」と逆質問してください。その答えを探す中で相手は自分の気持ちを整理して、自らの考えに納得することができるのです。

 このように“共感”と“同感”を勘違いしている人は意外と多いものです。どんなに経験豊富な人であったとしても、それと全く同じ経験をすることはほかの誰にもできません。ですから、自分の経験や気持ちを話して〝同感〞するのではなく、相手の気持ちに〝共感〞して、考えをまとめる協力をしてあげてください。

《POINT》

〝共感〞は主語が「私」ではなく「あなた」。「大丈夫」「私もそうだった」はNG

☆ ☆ ☆

職場、取引先、親族、近所付き合いなど、様々な人と関わる中で「感じがいい人」は、絶妙なコミュニケーションの術を無意識のうちに、あるいは意識的に身につけています。そんな「感じがいい人」がさりげなくやっている行動や言動の事例を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

ちょっとした話し方や言葉遣い、意識の向け方を変えるだけで、相手に与える印象は必ず好転します。「感じがいい人」の行動図鑑』の中で紹介している65のアクションをヒントに仕事も、人間関係も、うまくいく幸せ習慣を手に入れてください。

著/大野萌子
発行/小学館
定価/1430円(税込)
https://www.shogakukan.co.jp/books/09311523

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著者/大野萌子(おおの・もえこ)さん
公認心理師。産業カウンセラー。2級キャリアコンサルティング技能士。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ(R)資格認定機関)代表理事。著書の『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』はシリーズ累計50万部を突破。

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