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日系メーカーの独壇場に風穴、インドネシアで急速に普及するバッテリー交換式電動バイクと専用バッテリーシェアサービス

2023.05.01

モバイルバッテリーシェアサービスは、既に日本にもある。しかし、それが「電動バイク用バッテリー」であればどうだろうか?

ASEANの雄・インドネシアではバッテリー交換式電動バイクが普及しつつある。電力が少なくなった時、他のバッテリーと即座に入れ替えることができるマシンだ。もちろん、手を汚すこともガソリンと間違えて軽油を入れてしまうことも絶対にない。

さらに、こうしたバイクが普及することで「バイク専用バッテリーシェアサービス」も登場する。

バッテリー交換式の電動バイク

まずは2023年4月3日付のNikkei Asiaの記事を引用したい。

タイトルは「Indonesian EV battery startup Swap Energy raises $7.2m」。インドネシアのSwap EnergiがシリーズプレA投資ラウンドで720万ドルの資金調達に成功したという内容だ。日本円では約9億7,000万円。

このSwap Energiは、電動バイクブランドSmootとバイク用バッテリーシェアサービスSwapを展開している。

Smootブランドのバイクはいずれもバッテリー交換式で、Swap専用アプリを使ってステーションの位置とバッテリーのストック状況を確認し、そこへ向かってバッテリーを入れ替える……という、モバイルバッテリーシェアサービスとほぼ同様の使い勝手だ。

Nikkei Asiaの記事では「インドネシア14の州に800を超えるSwapのステーションがある」と書かれているが、筆者が2023年4月19日に確認した時点でのステーション数は1,007。

「14州に進出している」ということは変わらないが、その内訳が興味深い。Swapのステーションが最も充実しているのはジャボデタベック即ちジャカルタ首都圏で、数は605拠点。そしてバリ島には95拠点設けられている。

このあたりは首都圏と観光地だから、交通関連の新興サービスが広がるのは当然の流れでもある。

しかし、スマトラ島中部のジャンビ州に27拠点、南スラウェシ州に41拠点というのは筆者にとっては意外な数字だ。20年前まで熾烈な独立闘争が繰り広げられていたアチェ州にも5拠点あることにも注目するべきだろう。

「新しい乗り物」を普及させる鍵は、首都圏ではなく地方都市にあるのだ。

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