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感じがいい人はネガティブな言葉をポジティブに変換するのが上手

2023.04.20PR

あなたが「感じがいい」と思うのは、どんな人でしょうか?

いつも率先して元気に挨拶をしてくれる職場の部下。相づちのバリエーションが豊富で、聞き上手な同僚。仕事のプロセスから正当な評価をしてくれる上司は感じがいいと思うのではないでしょうか?

一方で、仕事の指示が曖昧なのに、突然「まだ?」と自分の都合で催促してくる上司や、ネガティブワードや余計なひと言が多い部下、人が話している最中に何かと自分の話をかぶせてくるような同僚は、決して感じはよくないと思います。

こうしたちょっとした場面で始まる「感じがいい・悪い」の印象づけは、ビジネスシーンにおいても大きな影響を及ぼします。組織の中で働いている以上、人との関わりをなくすことはできません。せっかく縁があって知り合ったわけですから、気持ちよく付き合える関係を築き上げたいものです。

本記事では50万部を突破した『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』シリーズの著者で産業カウンセラーの大野萌子さんの著書『「感じがいい人」の行動図鑑』の一部を抜粋し、再構成して気持ちよく働くためのヒントをお届けします!

「怒りっぽい」→「正義感が強い」「感受性が豊か」、「せっかち」→「決断が速い」「積極的」

 感じがいい人やコミュニケーション能力にたけた人に共通するのが、発する言葉にネガティブワードが少ないということ。そういう人たちは、マイナスと思われる言葉も、プラスのイメージに言いかえることができるので、相手に良い印象を与えることができるのです。

 この言いかえは、物事を違う角度から捉えるテクニック「リフレーミング」を意識すれば、誰でもまねできます。

 例えば、「怒りっぽい」は「正義感が強い」「感受性が豊か」、「せっかち」は「決断が速い」「積極的」、「優柔不断」なら「慎重」「視野が広い」というように、受け取る側がうれしい、気持ちいいと感じる言葉に言いかえてみましょう。こうしたちょっとした言葉の選び方、使い方こそ好意的な人間関係を築く第一歩になるのです。

 特に日本人は、謙遜して自分のことを悪く言う人が多いですし、なぜだか悪いほうへ悪いほうへ、マイナスの言葉に言いかえてしまう人も少なくありません。それだけに、日頃から意識してポジティブワードを使うようにするといいでしょう。ポジティブな言葉があふれる職場は、その環境にも、人間関係にも、良い影響を与えます。

 一方で、ネガティブなやり取りが多い職場は、心理的側面からも負のオーラに引っ張られがち。モチベーション高く働ける、感じがいい人間関係、職場づくりのためにも、プラスの表現をぜひ意識してみてください。

《POINT》

受け取り手がうれしくなるような言葉を選ぶこと。プラスイメージへの言いかえで、好感度がアップしますよ!

☆ ☆ ☆

職場、取引先、親族、近所付き合いなど、様々な人と関わる中で「感じがいい人」は、絶妙なコミュニケーションの術を無意識のうちに、あるいは意識的に身につけています。そんな「感じがいい人」がさりげなくやっている行動や言動の事例を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

ちょっとした話し方や言葉遣い、意識の向け方を変えるだけで、相手に与える印象は必ず好転します。「感じがいい人」の行動図鑑』の中で紹介している65のアクションをヒントに仕事も、人間関係も、うまくいく幸せ習慣を手に入れてください。

著/大野萌子
発行/小学館
定価/1430円(税込)
https://www.shogakukan.co.jp/books/09311523

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著者/大野萌子(おおの・もえこ)さん
公認心理師。産業カウンセラー。2級キャリアコンサルティング技能士。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ(R)資格認定機関)代表理事。著書の『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』はシリーズ累計50万部を突破。

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