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江ノ島電鉄がクレカのタッチ決済に対応、インバウンド需要から生まれるキャッシュレス決済経済圏

2023.05.01

「タッチ決済経済圏」が生まれる可能性

「公共交通機関のクレカタッチ決済対応」の先には、何があるのだろうか?

鉄道は、その地域に多大な経済効果をもたらす。その路線の利用者が交通系ICカードを使っているのなら、駅周囲の店舗も交通系ICカードによる決済を導入するようになっていく。

その結果、該当の地域に巨大な「交通系ICカード経済圏」が出現する。つまるところ、クレカタッチ決済もこれと同じ流れを踏んでいくのではないか。

どんなに小さな個人商店でも、タッチ決済に対応している。そのような光景はもはや間近に迫っているものと考えるべきで、同時にアフターコロナ時代はパンデミック真っ只中の期間よりもむしろハイペースな技術革新に見舞われるのではないか……とも考えられる。

それはインバウンド需要の復活と大いに関係のあることだ。

「巨人」は動くか

今現在日本を訪れている外国人観光客は、2020年以前とは比較にならないほどの技術的進化を遂げた人々である。

タッチ決済はパンデミック以前から既に普及していたことは上述の通りだが、今ではそれが当たり前になり過ぎて突然の現金決済にまったく対応できない……ということも。

彼らの財布を盗んだとしても、期待通りの額の現金は出てこないだろう。それが「2023年の光景」である。そして、その光景の中心にタッチ決済があるとしたら、これは見逃すわけにはいかない。

さて、そうは言っても日本のJRグループは交通系ICカードを確立させた張本人で、現実問題この「巨人」が動かないことには如何ともしがたいかもしれない。

首都圏ではないが、JR九州の鹿児島本線の一部ではクレカタッチ決済の実証実験が行われている。当初は今年3月31日で実験は終了する予定だったが、それが1年延長された。

これで交通系ICカードとクレカの「共生」が可能ということが判明すれば、首都圏を含む全国のJRグループも腰を上げるのではないか。

少なくとも、クレカで電車に乗れる未来は決して数十年後の話というわけではなく、数年後には実現しているかもしれない光景である。

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取材・文/澤田真一

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