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自宅で月面探査!宇宙を身近に感じるタカラトミーの月面ロボット「SORA-Q」で遊んでみた

2023.04.21

世界中の子どもたちや、かつて子どもだった大人たちにも、宇宙を身近に感じてもらいたいと「タカラトミー」が、変形型月面ロボット『SORA-Q』の1分の1スケールモデルを商品化し、2023年9月2日に発売する。リアルな質感と変形するギミックまで再現された「SORA-Q Flagship Model」は発表会でお披露目され、予約販売がスタートしている。

そもそも『SORA-Q』とは

「SORA-Q Flagship Model」の発表会にて。(左から)宇宙キャスターの榎本麗美さん/JAXA宇宙探査イノベーションハブ主任研究開発員の平野大地さん/デザイナー・アーティストの篠原ともえさん/宇宙飛行士の野口聡一さん/タカラトミーキャラクタービジネス本部執行役員の高原文彦さん/タカラトミーアライアンスキャラクター事業部部長の赤木謙介さん。

この『SORA-Q』とは、タカラトミーが、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、ソニーグループ、同志社大学と共同開発した超小型の変形型月面ロボットの愛称だ。宇宙(そら)と宇宙に対するQuestion(問い)、Quest(探求)、形が球体であることや横からのシルエットが「Q」に似ていることなどから研究チームによって『SORA-Q』と命名されている。

JAXAでは、非宇宙開発企業との共同開発を行っており、2016年からタカラトミーと共同開発をスタートし、2019年にソニーグループが、2021年には、同志社大学も加わり、月面到着後、月面走行可能な状態にトランスフォームするように設計されている。

月面でのミッションについて話すJAXAの平野大地さん

「ボックスの中に入れて輸送され、到着後、ボックスから月面に放出される仕組みです」と、JAXAの平野大地さん。

『SORA-Q』は昨年12月に打ち上げられた東京のベンチャー企業の月着陸船に搭載されていて、順調にいけば、2023年4月中に月面に到着予定だ。さらに、2023年8月以降に打ち上げ予定の小型月着陸実証機「SLIM」にも搭載される。この「SLIM」から放出され月面着陸後は、瞬時に球体が左右に拡張変形し、月面を走行。搭載された前後2つのカメラで撮影した画像をLEV-1(SLIMに搭載され探査する小型プローブ)を経由して地球に送信する計画だ。

タカラトミーの変形ギミックが活かされていると話すタカラトミーの高原さん。

「トランスフォーマーの変形ギミックを取り入れ、宇宙にはばたくことになりました。実は、50年以上前から宇宙関連玩具を販売していて、宇宙への興味や夢を広げていきたいと考えています」と、タカラトミーの高原文彦さんは話す。

実は、宇宙事業とおもちゃの開発には、類似点があるという。「小型化」「軽量化」「シンプルな設計」だ。『SORA-Q』の開発には、タカラトミーの玩具づくりでつちかわれた小型化や軽量化の知見と、変形機能に関わる技術が活用されている。

宇宙飛行士の野口聡一さんも実機に近いと絶賛。

月面で動けば日本初となる変形型月面ロボット『SORA-Q』を、自宅で疑似体験できるのが「SORA-Q Flagship Model」だ。月に行く機体と同じ直径約80mm、同じ変形、同じ動き(バタフライ、クロール走行)を再現し、専用のアプリ(無料)を使用して操作することができる。

実際に、どのように動くのか、発表会では宇宙飛行士の野口聡一さんとデザイナー・アーティストであり、星や宇宙好きとしても知られる篠原ともえさんが登壇し、実際に「SORA-Q Flagship Model」を体験した。

「宇宙ステーションの機器の手触りに似ています。金属感も面取りの感じも。宇宙飛行士が指先などをケガしないように、面取りされているんです」と、野口さんも感心した様子だった。

スマホで操作する篠原ともえさん。

篠原さんは「静かな海を探索せよ。など、月の探索ミッションにワクワクしました」と、月面探索を楽しんだ様子。

本体には、カメラが搭載されていて写真撮影もできるが、月面探査の疑似体験(ARを活用して指令をクリアするアプリ内ミッション)をすることができる。

子どものころから宇宙好きという思いが伝わるタカラトミーの赤木さんの説明に引き込まれる。

「この画像データは、JAXAから提供していただいた本物の月面の様子です」と、タカラトミーの赤木謙介さん。実際の月面を自宅で探索し、アプリ内のミッションをクリアした結果や撮影した画像は、探査記録としてアプリに蓄積されるほか、JAXAが所有する月の画像を使用した月面探査の疑似体験を通じて、「月や宇宙飛行士に関する知識」を得ることができるようになっている。

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